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暗い人は一刻も早く明るくならなければならない
おはようございます、当方128です。
すみません……今回も“あのさん”ネタです。
マジで毎日考えてしまっているのでお許し下さい。
今回はこちらの記事の続きになります。まだお読みでない方は先にお読み下さい。
ありがたいことに10スキを超え、コメントまでいただきました。
陰キャから陽キャに転身した女子社員“あのさん”と出会ってから、「私は暗いというだけで人生をかなり損してきた」「明るくなって楽しい人生を送りたかった」と思うようになってしまい、「暗い人は明るくならなければならない」という持論に辿り着きました。
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ただこれ、口で言うほど簡単ではないわけで、基本的に暗い人は明るくなれないという人も少なくありません。一方であのさんのように、そのジンクスを打ち破った人も居ます。そこで今回は「暗い人が明るくなる方法」について考えます。
1.あのさんは何故明るくなれたのか
無謀とも思える陰キャから陽キャへの転身を、あのさんが見事果たしたのは何故か。前回の記事より引用します。
しかし、その後就職した会社で、上司からの言葉に救われることになります。
「自分は運が良いと思いなさい。運が良いと思える人はどんなことも受け入れて立ち向かえる強さがある」
この言葉に強く感銘を受けたあのさんは、不登校や介護、そして営業の仕事も“貴重な経験”だったと前向きにとらえられるようになりました。
あのさんが変わるきっかけとなった上司の言葉
「自分は運が良いと思いなさい。運が良いと思える人はどんなことも受け入れて立ち向かえる強さがある」
これについて考えていきます。
まず冷静に考えてみて下さい。この言葉が救いになる人はそんなに多くないと思います。この言葉の元ネタは松下電器(現パナソニック)の創設者・松下幸之助氏なので悪く言ってはいけないのでしょうが、少なくとも私は運が良いなんてとても思えません。あのさんにとっては救いになったというだけです。何が救いの言葉になるかは個々人によって異なるのです。
では私のように「運が良いと思えない」のは何故か。暗い人が明るくなれないのは「努力論(自己責任論)」だけでなく「環境論」でもあるからです。環境論とは要するに少し前に流行った「ガチャ」です。親ガチャ、出生地ガチャ、学校ガチャetc。私はこれに同級生ガチャというものも加わります。
中学2年という人格形成において超重要な時期に、私から笑顔を奪った女子が居たのだ。
彼女が私に何を発言したのかというと、
「笑っている顔が気持ち悪い」
その一言が、多感な中学生にとってどれだけ重い言葉だったか。
以後、私は本当に面白い時しか笑わなくなった。
これやべえよ。改めて考えたらヤバすぎ。中2の時点で笑顔を失ったのに今更明るくなれるわけないじゃん。もっと言うと、畳みかけるようにこの数ヶ月後から私は不良にいじめられるようになります。マジで環境論だわ。
自分の生まれ育った環境が良くなかったのに「環境(≒運)が良いと思いなさい」と言われて素直に思えるのか。
2.はせみにさんの考え方
“はせみに”さんという社会人一年目の女性が居ます。Twitter(@miitara37)フォロワー数は一般人としては異例の1.8万人。主に就活生の間で有名な御方です。そんな彼女が『Querie.me』(マシュマロみたいなやつ)でフォロワーさんの質問に答えた文章が興味深いので引用します。
ぶっちゃけ私は努力論よりも環境論の方が強い思想ですけど、『ビハインドのある自身の環境を分析して、持つカードを活かす思考に移せるかどうか』の部分は自己責任だと思っています。
(中略)
私は大学2年まで、過度に環境論に縋って自分の欠点を親や環境のせいにして、良い環境(文化資本が整い、それを身に付けることの重要性を教えてくれる親がいて、かつ経済的な理由で挑戦を諦めることない人。努力したいことにしたい努力をできる環境を整えられた人。)で育った人に対してかなり憎悪の感情を持っていました。
(中略)
ただ、就活中に鬼のように自己分析をして過去の行動や感情、上手くいっていた時の条件を洗い出した結果、私が上手くいってる時は必ず、自分の欠点を見つめて、自分の条件(自分の持つカード)で何をどうすれば力を発揮できるか考え行動していた時 だったと気付きました。(中略)その点に気付いた上で当時自分の現状を見ると、「何ができるか」より「どう言い訳するか」にフォーカスを当てすぎていてそりゃぁ上手くいかないなと。自分が持っているものは何か、その中で何ができるか よく考えて1年行動した結果、就職活動はかなり上手く行きました。
(中略)
この経験がある上で、自己責任論に苦しむ人に共感し胸が締め付けられる一方、この人は自分の持つカードでできる最大限を考えた事はあるのか?と言う気持ちも持ってしまいます。
その人の市場価値を決めるのは、努力だけでも、環境だけでもなく両方が必要ですが、「どちらかが欠けても恨んだところで状況は好転しないから、それなら自分に合った自分だけが出来ることを考えようね 」という気持ちから、自己責任論を感じるのだと思います。
『ビハインドのある自身の環境を分析して、持つカードを活かす思考に移せるかどうか』
これは私のnoteで再三引用している声優・楠木ともりさんの言葉「出来ないことより出来ることに目を向けて」にも通ずるものがあります。
3.「推し活限定陽キャ」という存在
では、暗い人が明るくなれる時はどんな時か。ここで「推し活限定陽キャ」という存在に触れます。
Aqoursや水瀬いのりさんなど、声優のライブ会場に行くと、会場前に群がるファンを見て「この人たち明るいなあ」と良く思います。と同時に「まさか職場ではこんなに明るくないよね?」とも思います。これが「推し活限定陽キャ」です(私は違いますよ。私は推し活の時も暗いです)。
推しのためなら明るくなれる、あるいはオタ友と居る時だけ明るい。そんな感じだと思います。この「推し活限定陽キャ」に辿り着いた方は、もう明るい人生に向かうスタートラインに立てていると言って良いでしょう。あとは前に進むだけです。
このように、楽しいテーマ、共感できる仲間と出会うことができれば、陽キャの側面がぐんぐん伸びていきます。こうして好きなテーマで仲間と楽しく話すことに慣れてきたら、いよいよ身近にいる人との間でも会話を広げていきましょう。
かたく考えず、気が向いたときに「話しやすそうな人」と実際に会話をしてみることです。世間で話題になっているニュース、天気の話などは、会話の端緒としてお勧めです。誰でも参加しやすい話題から会話を始めてみましょう。
色々な人と話していると、人づてにたくさんの情報や楽しい刺激を得ることができます。同時に、相手の力になれてうれしいという喜びを味わうこともできます。すると、楽しい会話が増え、陽キャの部分はますます伸びていきます。
陽キャになりたいからと、無理をする必要はありません。楽しくないことを無理に頑張ったり、表面的に明るく振る舞う必要もありません。まず「自分の中には陰キャも陽キャもある」と感じ、「陽キャになれる時間や場所」を少しずつ増やしていくことが大切なのです。
4.強引にまとめ
3000字を超えてしまったので強引にまとめに入ります。
元々、私は陽キャに良いイメージを抱けていませんでした。
失言を恐れずベラベラ話す。
友人や仲間内ではもちろん、あの人たちは職場でもベラベラ話している。
仕事の話も、仕事に無関係な雑談も、全く同じ感じ・同じトーンで話す。
失言で空気を凍らせたり上司を怒らせないか、聞いていて冷や冷やする程に。
怖くないんですか?
セクハラ発言になるかもしれない。
冗談が冗談と通じないかもしれない。
知らず知らずのうちに誰かを傷つけるかもしれない。
良かれと思った気遣いの発言さえも裏目に出るかもしれない。
それもこれも、あのさんと出会ってから考えは180度変わりました。
陽キャは悪ではない、むしろ善だと。
「受け入れはするけど望んではいない」
こんな名言があります。Liella!が5人から9人に増えた時、ひいては3期生を増やすと発表された時、ネット上で一部のファンが口々にした辛辣な言葉。
“暗い人”は、誠意を見せれば上司や同僚に“受け入れられる”かもしれませんが、上司や同僚は暗い人を“望んではいません”。
上司や同僚が“望んでいる”人になって下さい。
口で言うほど簡単でないのは分かりますが、私みたいになりたくなければ、今から行動あるのみです。