夏の肌見せ、マストは肩か膝かデコルテか
小野「夏の肌見せ、マストは肩か膝かデコルテか、徹底討論しようじゃないか」
芋子「ガチのマジで落ち着いて下さい。いつにも増して変態を曝け出すの早すぎですよ」
小野「こっちは2000字近く書いていた記事を、ネガティブ過ぎてボツにしちゃっているんだよ。分かるかこの悔しさ?」
芋子「ダメだ。もう誰も小野先輩を止められません。彼は開き直って何でもやってしまいそうな勢いです」
小野「止める人が居ないなら早速始めるぞ。芋子は何派だ?」
芋子「世の女性を守る為にも『肩見せ派』でいきます。小野先輩は?」
小野「断然『膝見せ派』」
1.肩見せ派の主張
芋子「では私から主張を始めますね。近年のロングスカートブームに異議を唱える男性は少なくないかと思います。そのロンスカの存在意義に対する一つの答えが『肩見せ』なわけです」
小野「どういう意味だ?」
芋子「肩見せをより強くアピールするには、ボトムスをあえて地味にして重心を上げる必要があります。つまり下半身の露出を抑えるわけです」
小野「確かに、肩見せ+ミニスカートとかになると、上下どっちの肌を強調したいのかがブレてしまう」
芋子「下半身の露出を抑えるのにうってつけなのがロンスカなわけです。まあ実際街で見かける肩見せコーデはパンツスタイルも結構多いですけど、やはり重心を上げようとした結果の地味ボトムスなわけです」
小野「でもさあ、最近の肩見せって、数年前に流行ったオフショルみたいな大胆なものじゃなくて、ちょっと穴が開いているだけじゃん」
芋子「ほどほどの適度なエロスを感じるのが良いんですよ」
2.膝見せ派の主張
小野「では膝見せ派の主張に入る。まず膝上丈スカートや短パンはシンプルな暑さ対策になり、世の男性も歓喜するという一石二鳥なわけだ」
芋子「あまり調子に乗ると、この記事もボツにしますよ?」
小野「いや実際、最近は膝見せ女子をボチボチ見かけるようになったぞ。ここ数年、暑い夏にロンスカやマキシスカートは意味不明だとずっと思ってきたから、今年は良い傾向だと思う」
芋子「意味不明って、ロンスカでもシースルーやシアー素材なら言うほど暑くないのですけどね」
小野「あとは単純に“Tシャツに短パン”が夏の風物詩だからだ」
芋子「海と夏フェスでしか見ませんよ! そんなカジュアルの権化」
小野「カジュアルだとしても世の男性は喜ぶぞ」
芋子「その歓喜って肌の露出部分に対してですよね? 服を見ていないですよね?」
小野「ショルダーバッグなどの小物で注目させて重心を上げてくれれば膝は見ないよ」
芋子「本当でしょうね?」
3.デコルテ見せ派が多い理由
小野「そろそろ第三の選択肢、デコルテ見せについて話そうか」
芋子「肩見せ、膝見せ、デコルテ見せのどれかで言えば、街を歩く女性の中ではデコルテ見せが一番多いイメージですね」
小野「なんでだろう」
芋子「美容業界では女性の身体で一番魅力的なパーツがデコルテとも言われているそうです。つまり女子ウケが良いということ」
小野「デコルテはおっぱいに最も近い部分でもあるから、男性目線で見てもほのかなエロスを感じるんだよな」
芋子「実は男女共にウケるスタイルなのかもしれませんね」
小野「チークはデコルテにもちゃんと塗るんだぞっ☆」
芋子「そろそろ帰ってもらえますか?」
4.「ズボン」は何故死語にならないのか
小野「h/k(話変わるけど)、未だにパンツのことをズボンと言う若い女子が少なくないのは何なんだ」
芋子「それは私も思います。ズボンは感覚的に古いと言うかダサいです」
小野「例えば職場の服装規定で『ズボンは黒のスリムかストレートを着用』と書くとダサイけど、『ボトムスは黒のスリムかストレートパンツを着用』と書けば格好良くなる」
芋子「ボトムスという表現も何故か流行らないですよね。みんな『下』とか『下半身』って言います」
小野「ファッション関係でダサい言葉が横行している例は他にも色々あるよね。何も調べないで脳内で今思いついたやつを書き連ねてみようか」
芋子「何も見ないで良くこんなに書けますね。左右で意味が微妙に異なるのも中にはありますけど」
小野「悔しいな。ファッション用語を書き留めたメモを見ればもっと出て来るんだけどな。△お団子ヘアー→◎シニヨンとか、△左右対称→◎シンメトリー(逆はアシンメトリー)とか、△お尻まで隠せる長いセーター→◎フィッシャーマンニットとか」
芋子「めちゃめちゃメモっているじゃないですか! しかもアプリもスタイリッシュなデザインのやつ(Stibo)を使っていますし」
小野「これでもほんの一部だよ。数えてみたら40個以上はファッション用語を書き留めていた。ちなみにファッションに限らず、5chなんかで見つけた知らない言葉の意味を調べてはメモしまくっているんだけど、それも結構溜まってきた」
芋子「どえらいものを晒してきましたね。大丈夫なんですか?」
小野「平気平気。どんなに語彙力を上げても、小説やエッセイには全然使っていないから意味ねンだわ(悲)」