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学校は何をするためにくるところなのか?



【初日の最初の語り】
学校は何のために来るのかをまず最初に語ります。これは渡辺先生から教わって、僕もとてもいいなぁと思い、ずっと続けている学級開きです。

これから大事な話をします。皆さんが1番いいと思う姿勢で聞いてください。先生は学校は賢く、かっこよくなるために来るものだと思っています。賢くと言うのは、昨日よりも少しでも何かできることが増えたり、知識が増えて家に帰ること。かっこよくと言うのは、顔がかっこいいと言うわけではありません。かっこいいには『ふさわしい』という意味が込められています。

6年生であれば…
かっこよく=6年生としてふさわしい行動ができるようになるということです。挨拶や返事、廊下の歩き方、あらゆる場面で全学年のお手本になる。それが6年生としてふさわしい、つまりかっこいい6年生ということだと私は思っています。

このようにして、学校に来る意味をしっかりと共通理解し、クラスの大事な柱の軸として行きます。僕は5年間ずっとその考えで、学級経営をしてきました。

【長所で、尊敬されて短所で愛される】
学級は、基本的に縦糸と横糸でできていると思っています。縦糸と言うのは、先生と子供たちの関係。これは日々の積み重ねで作っていくものです。では横糸は…?横糸とは友達との横のつながりです。この縦糸と横糸のような編み物のようなイメージで、学級を作っていきます。これは横藤先生が教えてくださった考え方です。

担任が最後いなくなる時、縦糸(先生)との関係は切れます。なので、そこでどれだけ横糸が太く、力強くつながっているかが大切だと思っています。

また、学級をパズルのピースとして考えることも大切だと思います。パズルのピースには凸凹した穴があり、飛び出ているところがあります。長所と言うのは、自分が得意なことやできるとこ、つまりパズルのピースで言うと飛び出ているところです。短所と言うのは、自分の苦手なことだったりできなかったことだったり、パズルのピースで言えば凹んでいるところです。

だからこそ、できない人はできる人の力を借りて、できる人はできない人のために助けてあげて、支えやってパズルのピースを埋めていきましょう。そうすることで最後にできたパズルは、遠くから見ると、素晴らしい景色が広がっているはずです。

〇〇さんはあぁいうところがちょっと気になるんだけど、こういうところが素敵だよね!のように、短所も愛していけると良いですよね。のように語り、お互いの良いところも悪いところも認めやっていこうね。みんなで確認しながら学級開きを終えています。

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