ドル円値動き考察14 ~まだまだショートNG~
9月はじめのドル円 安値は 144.439円でした。
現在レートは149.00円付近と円安を更新中です。(27日には149.707円)
財務省の口先介入がおおくみうけられますが、コメントをもとめられれば「注視している」と答えるしかありません。
ドル買いペースは、年単位でみるとやや鈍化はしているものの、一定のペースを維持したまま緩やかに円安を継続しています。
これは為替介入を回避するためによく考えられた値動きとみて間違いないと思います。
22日の日銀政策会合は現状維持。ここでサプライズが出なかったという事は、日銀も現在の政策でどのように市場が反応していくのか見定めている最中なのかもしれません。
しかしながら、YCC撤廃模索をはじめ、住宅ローン金利の上昇、日本10年債金利の柔軟化など、長期的には日本の金利を上昇させたいという思惑が見受けられます。
欧米諸国のインフレ減速と、日本の政策転換点が逆転する場所がいつなのか、それは誰にもわかりません。
ドル円日足チャートで確認できることは、これまでの値動きは昨年のコピーと言ってもよいほどよく似た値動きをしていることです。
そのことを踏まえると、9月はまだ緩い方で、10月の指標によっては150円台に軽々乗せてしまうかも知れません。
もし日銀が何かするとすれば、10/31の日銀金融政策 総裁会見はありえます。
9月に現状維持だったことは、翌月に変更可能だからといった推測もできます。
日本(とアメリカ)が円安をどこまで許容しているのか、要警戒です。
(2023 9/29 18:30時点)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?