ドル円値動き考察19 ~156円が天井です~
日銀が17年ぶりの利上げへ。
前回考察では植田日銀が 、現状維持、金融緩和継続であれば152円も覚悟、との見通しでした。
ところがふたを開けてみれば
マイナス金利 解除
YCC撤廃
ETF購入 終了
にもかかわらず、円安は止まりませんでした。
わずかな利上げと緩和継続。
米国との金利差はうまらず、また構造的にも円安が誘導されやすい状況から、現在ドル円は151.4円 、まだしばらくは円安との声も多くみられます。
どうやら円安が国策というのは本当かも知れません。。
しかしながら、日銀は3月会合をきっかけに利上げ路線へ向かうのだろうと推察します。
特に、5月以降の値動きには慎重にならなければならないと思っています。
今後、日銀会合とFOMCの日程はとても近い時期に行われます。
以下のリンクはマネックス証券イベントカレンダーです。
【2024年最新】FOMCやECB理事会などの重要イベントはこれだ! | はじめよう米国株 | 米国株取引 | 外国株 | 商品・サービス一覧 | マネックス証券 (monex.co.jp)
このスケジュールをチャートも反映させて値動きの予測をたてると、ドル円の天井らしき価格帯が浮かび上がってきます。
ドル円 156円 天井か?
まず、ドル円チャートの週足を見ると、上昇トレンドが 10週程度続いたあと、いったん天井をつけて反落していることがわかります(白の水平矢印)
これを 3/12日 を起点に当てはめると、次の大きな反落は
5月第4週 付近あたりからが天井のきっかけとなりうると予測できます。
さらに、繰り返される値動きのパターンと 今年の上昇トレンド角を、
第3回会合日程および 5/21日線で結ぶと、ちょうど156.00円 にレジスタンスが示されます。
第3回 日銀会合とFOMC の開催日程が 4/25 と 4/30
第4回 日銀会合とFOMC の開催日程が 6/13 と 6/11
5月第4週は ちょうどこの2会合に挟まれた、トレードの方向性に躊躇う時期でもあります。
日銀が再び金利を上げるとすれば、3か月後の 6月会合ではないかと思っています。
この会合前後では、サプライズ警戒の手じまい売りから 円安も鈍化、
日本は利上げ、米国は利下げ展開となれば 為替が 多少円高にふれても不思議ではないと思います。
そのあと構造的、計画的な円安が継続されたとしても、7月は毎年下降トレンドが発生しています。
そのため ドル円レートも 156円 をそれ以上こえられずに下落に転ずるのではないでしょうか。
(2024 3/25 1:45時点)
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