ドル円値動き考察12 ~YCCショックで円高~
7月、日銀政策会合通過。
7/27、深夜2時にYCCに関するリーク記事がでた影響で、ドル円は141.097円から138.764円まで急落しました。
さすがに7月の修正はまだないという見立てが根強く残る中、7/28東京時間は、思惑売買が錯綜した相場となりました。
12 : 28に発表された日銀声明はおおむね現状維持ではありましたが、YCCの修正を含むサプライズとなりました。
10年債利回りを±0.5で柔軟化、指値オペは1.0%。金融緩和の継続はあるものの、これは事実上の利上げと言えます。
年末までYCC修正はなさそうとの見立てから、今回の7月サプライズ修正があったということは、今後は利上げ路線が優位に進行すると考えられます。
米国がハト派へと向かう中での、日銀の利上げは、円安相場の終焉を予告しているように思えます。
この修正がなければ再びドル円は151円へ向かうシナリオが濃厚でしたが、今後は140円付近のヨコヨコからの円高路線へ切り替わったかも知れません。
ここ数日139.37円付近にあった強力なサポートはレジスタンスへ転換したように見えます。
政策修正により、年単位の上昇トレンドは日足チャートのダブルトップがほぼ確定的です。
円高相場が続くと9/15 あたりには130.00円を目指す展開が考えられます。
4時間足は200MAがレジスタンスとなり、重たい値動きへ。
(2023 7/28 16:30時点)
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