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ドル円値動き考察13 ~ショートNG~

じわじわと円安が進行中です。

8/28(月)18:30時点で146.54円
このまま円安は崩れないかも知れません。

7月までは、日銀のYCC撤廃でいよいよ円高?という見立てが生きていましたが、結果そうはなりませんでした。
そして145円のを通過して146円突破も為替介入はありません。

以上を踏まえても、チャートから読み取れる現象はとても単純です。

1.  一定の角度を保って円安が継続している
2.  昨年のチャートをコピーしたかのような値動き展開
3. 円高に振れる理由がない

1.一定の角度を保って円安が継続している
これは実需のドル買いが思った以上に影響しているように思えます。
エネルギー価格の高騰で日本は継続してドルが必要になります。
また投資方法で例えるなら、ドルコスト平均法のようなドル買いが起きているため、一定のトレンドラインが崩れません。

2.  昨年のチャートをコピーしたかのような値動き展開
日足チャートで見ると、特に8月以降は昨年の値動きをそのままコピーしたかのようなチャートをしています。
次の3に繋がる話ですが、これといってテクニカルな取引を必要としていないことがわかります。

3. 円高に振れる理由がない
日銀は円安停止の切り札であったはずのYCC撤廃をあっさりと無駄遣いしてしまいました。金利は上げていく方向性はうかがえるものの急激な上昇を阻止している点はお見事ですが、手の内を明かしているため為替相場にはなんの効果もありません。今年は国レベルで円安が許容されているという事でしょうか。
今は、よほど急激な値動きでもない限りは円安を止める理由が見当たりません。とりあえずは経済指標をまったヨコヨコ相場が続いたあと、ドル円は150円を目指すのが自然です。

今後は経済指標、各国政策金利の発表が続きます。

9/1  米雇用統計
9/20  FOMC
9/22  日銀金融政策

9/5  豪政策金利
9/6  カナダ政策金利
9/14  ECB政策金利
9/21  スイス政策金利 & 英政策金利

9/22に日銀が再び大きな政策転向をサプライズでぶつけてこないとすれば、年内の円安相場は、まず崩れないかも知れません。
(2023 8/28 19:15時点)


ドル円  日足

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