【教育】娘さんは「ぴゅ〜」ってしない
ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。
娘さんは最近フエラムネにハマっているらしい。知ってますか?フエラムネ。小さいドーナツ型のラムネで、咥えて息を吹くと「ぴゅ〜」って音が鳴るラムネだ。
わたしが子供の頃からあるので、きっとわたし(38)より年上だと思われる。そんな駄菓子、フエラムネ。ソイツに娘さんはお熱だ。
わたしが子供の頃、如何せん貧乏だったため、お菓子をあまり買ってもらえなかった。ところがそんなはなしをしだすと、切なくなるのでカットすることとする。
ごほん。
とにかく娘さんはフエラムネにお熱らしい。ならば買ってあげたくなるのが親心ってやつでして、わたしはフエラムネを買い与える。
さて。
この記事のタイトルに「ぴゅ〜」ってしないと書いたため、娘さんがフエラムネを吹かずに食べることを書くことには気付かれているだろう。
ここはひねらずに、娘さんが「ぴゅ〜」ってしない記事を書くこととする。これは、タイトルでネタばらしするタイプの記事だ。
娘さんは、いつも満面の笑みでわたしからフエラムネを受け取る。そしてボリボリとむさぼる。その姿は、とても愛らしい。
フエラムネのことをピ〜ラムネとよぶあたり、フエラムネが笛であることは知っている様子だ。いや、じっさい吹いてみせたこともある。
そして、彼女も最初は「ぴゅ〜」ってして遊んでいた。ところが今は、ただのラムネとしてフエラムネを食べている。
フエラムネは「ぴゅ〜」がメインで、味わうのはその次だろう?と、わたしは思うのだ。いや、食べたらわかる。アレは旨い。
だが、フエラムネをフエラムネたらしめてるのは笛の部分だ。そのフエラムネを「ぴゅ〜」ってしないで食べるのは、フエラムネに失礼だ。
とすら思う。娘さんにも「ぴゅ〜」して欲しい。そんなモヤモヤがわたしにはあった。
が。
フエラムネをフエラムネたらしめているのは笛の部分だ。という考えは、わたしだけの考えだ。娘さんにとって、フエラムネはラムネでしかない。
わたしがこの記事を書いた理由がここにある。
『考えの押し付けは教育に悪い。子供の成長を妨げるのは、押し付けられた他人の考えだ。』
子供の仕事は勉強だとか、友達は多い方がいいとか。YouTubeは教育に悪いとか、YouTuberなんて職業はまともじゃないとか。
下着は白じゃなきゃダメだとか、面積は狭い方がいいとか。(これはわたしの趣味だから見逃してほしい。白が好きだ)
結婚するべきとか、子供を作るべきとか。結婚したら家を建てるべきだとか、親を大切にすべきだとか。
挙げればキリがないほどの決めつけ。もちろん、これらすべて偏った考えだが、じっさいに聞いたことあるような考えかたを挙げてみた。
そうやって他人の考えを押し付けられて育つ子は、その考えに染まってしまう。そして、考えを押し付ける大人になる。
負の連鎖だ。
自由に育ってほしい。「ぴゅ~」しなくたっていい。とても大袈裟だが、フエラムネを「ぴゅ~」しない娘さんから学んだことだ。
今日も娘さんにフエラムネを買って帰った。娘さんは受け取ったが、そこまで喜んでいる様子はない。
どうやら飽きたようだ。
グミがよかったと言う娘さん。返却されたフエラムネを、わたしはそっと「ぴゅ~」したのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ぴゅ〜って音が、これまた堪らない。
それでは、佐世保の隅っこからウバでした。
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