浦和の街は2度赤く染まる②(ACL決勝2022)
浦和レッズ対アルヒラルのAFCチャンピオンズリーグ2022決勝の第1戦はサウジアラビアのキング・ファハド国際スタジアムで開催されました。
キックオフは日本時間で4月29日の26:30でした。当日は約700人ものサポーターが現地に参戦しました。色々なルートを辿って現地入りするサポーターがツイッターで「#サウジアラビア遠征」をつけて発信していました。タイムラインを眺めながら一緒に参戦している気分になりました。
クラブからは埼玉スタジアムでパブリックビューイングを実施すると発表がありました。もう完全に狂気です(誉め言葉です)。
クラブは土田SD(スポーツ ダイレクター)、西野TD(テクニカル ダイレクター)体制になってから明らかにいい方向に向かっていると思います。
チーム編成や言うべきことはしっかりと言う態度はサポーターからの信頼を得られていると感じます。
結果、パブリックビューイングには約7,000人が集まりました。
当日僕は26:00にタイマーセットして仮眠しました。興奮して眠りは浅かったのですが…、DAZNの配信が始まると完全に目が覚めました。
序盤はアルヒラルにポゼッションされて先制ゴールを許すと2019年の悪夢が蘇りました…
しかし、徐々に対応できてきて何とか0対1で折り返します。
そして53分、大久保智明選手のスルーパスをカットしたボールがゴールに向かって勢いよく転がっていきました。もしかしてオウンゴールになるかも?と思った時、ポストに当たりボールが戻ってきました。一度は追うことを諦めていた興梠慎三選手が猛ダッシュして貴重なアウェイゴールを奪ったのでした。
ゴールが決まったときには深夜にも関わらず、思わず声とガッツポーズが出てしまいました。
試合終了後、なかなか興奮が収まらず5:00からYou Tubeの『浦議チャンネル』のライブ配信を見ていました。同時視聴者が4,000人以上もいて、おかしなことになっていました(もちろん誉め言葉です)
いよいよ決戦の5月6日がやってきました。会社からの自粛も解除され埼玉スタジアムに参戦したのは4年振りでした。
前回、参戦した試合を確認したところ2019年11月24日でした。なんとACL決勝でアルヒラルに敗れた試合でした。
そのときの記憶はほとんどありません。ただただ一方的にやられてしまったことだけは印象に残っています…
浦和美園駅の3番線ホームに到着したとき、うっすらと涙が滲みました。
ようやく帰ってきたんだなあと。
ちなみに3番線は観客数が多い時のみ開かれる特別なホームなのです。
駅を出るとTBSが少年たちを取材していました。
駅から埼玉スタジアムに向かう道には過去のスタジアムのバナーが貼ってあります。2007年初めてACLで優勝したときはバックアッパーの星の天辺あたりで参戦しました。
2017年の2回目の優勝のときはバックロアーの北側で参戦して、目の前でラファエル シルバ選手のゴールを見ました。
『浦議チャンネル』で紹介されていた『Lupo』でラクレットチーズドックを購入しました。その後、完売されたようでよかったです。とても美味しかったのですが、トロトロの状態の出来立てをすぐに食べればよかったと反省して次に活かすことにしました。
中間点にあるゲートです。その脇にあった旗を見て再び涙が滲みました。
これを理想としていたのですが、子どもたちはサッカーに興味を示してくれませんでした…(見出し画像にも引用させて頂きました)
ボルテージが上がってきました。
ただいま!ホーム、埼玉スタジアム!
マッチデープログラムを購入するのに40分並びました。交通系IC精算列に並んだのですが読み取り機器の調子が悪く、現金精算列の方が圧倒的に早そうでした…
いよいよスタジアムに入場します。
今日はここから。
ビジュアルはさすがでした。浦和を離陸した『URAWA AIR』はACLで戦った、タイのブリーラム、サウジアラビアのリビアを経由して世界に向かって飛び立ちました。つまり、ACL経由CWC(クラブW杯)です。メインアッパーでビジュアルが見れてよかったです。
前半はアルヒラルの攻撃を抑えてスコアレスドローで折り返しました。ハーフタイムではエンブレムのビジュアルが掲げられました。入場時はシートを掲げて、ハーフタイムは旗を振ってのビジュアルでした。新設されたスプリンクラーは強風に煽られて観客席まで届いていました。
48分、岩尾憲選手の風の強さを読んだフリーキックにマリウス ホイブラーテン選手がヘッドで合わせ、興梠慎三選手が飛び込んだところを相手選手がクリアしようとしてオウンゴール!
トータルスコア、2対1で浦和レッズが3度目のアジア王者になりました!
帰りにゲート付近で優勝記念ステッカーを頂きました。
埼玉高速鉄道も祝ってくれました。
号外が配布されていました。
帰宅してから『浦議チャンネル』を見て優勝を祝福しました。同時視聴者が5,000人以上もいました。
試合翌日、多くのメディアがとりあげていましたが量と時間は非常に少なく感じました。浦和レッズが日本一ではなく、アジアで一番になったのに…
さて試合翌日、外に出かけると決まって各家やマンションのベランダが気になってしまいます。
そこには洗濯された浦和レッズのレプリカユニフォームやタオルマフラーが干されているからです。
ここにも前日埼玉スタジアムに参戦した戦友がいたのかと思うと嬉しい気持ちになります。
今日はあいにくの雨ですが、次に晴れた浦和の街では洗濯されたレプリカユニフォームとタオルマフラーで真っ赤に染まっているでしょう。