ハングルの仕組み(5)子音:説明に苦戦してあきらめた
おさらい
ひとまずすべての母音字の説明が終わりました。
日本語の五十音で言えば、「あいうえお」の方向の文字です。
ハングルには母音と称する文字が21個もあるので、まるで日本語の50音表の「あ行」に「あいうえおやゆよわゐうゑを」が並んでいるようなイメージです。
ハングルの子音字は19個
母音字に子音を掛け合わせることで、1つの完成されたハングルができあがります。
日本語のローマ字と同様に、ハングルも基本的に子音+母音のペアで1字が成り立ちますので、子音を覚えることで一気にハングルの理解力が増します。
ところが、韓国語は発音が特殊なことと、ハングルが韓国の発音に沿って作られた文字のため、子音記号が何の発音を示しているかが、とてもわかりにくいのです。
いろいろ考えた結果、上手い説明はあきらめました。
ひとまず、わかりやすくて腑に落ちない説明で押し切ろうと思います。
日本語の子音の数
ひとまず日本語の子音と対応させるため、日本語に子音がいくつあるか数えてみましょう。
まず、「あかさたなはまら」で8個。
(や行とわ行は母音に組み込みしたため略)
あと、濁音「がざだば」が4個、半濁音「ぱ」が1個。鼻音の「ん」。
合計14個。
(実は日本語の子音数はもっと多いのですが、その話は後ほど。)
ハングルの子音字の総数は19個あるので、数を比べただけでも日本語とはうまく対応しないことがわかります。
ハングル上での「ん」の扱いがまた特殊なので、ひとまず「ん」は置いておくとして、他の子音について、日本語の発音と対比させてみます。
ハングルの子音対応一覧
日本語発音(あ段)…ハングルの子音記号…母音字ㅏを足した完成形
の順で並べてみます。
上の表を見て「ハングルの子音記号と発音は、こういう割り当てなのか!なるほど!」と納得した人は居ないでしょう。
同じ字に何個もハングルが付いていたり、同じハングルが違う発音にも出ていたり。
どんな発音で発音し分けられているのかといった、疑問も出てきます。
これを、1つ1つ、つぶしていきます。
ひとまず今日は、疑問を抱かないであろう、4子音(実質3子音)
を覚えましょう。
これらの子音は、日本語の発音ともよく似ています。そして、ザ行音に当たる子音は韓国語にはありません。
問題は、それ以外の子音字です。
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