韓国語教材選びの素人が語る、教材選びのコツ
韓国語習得は道具を使う趣味ではありませんが、韓国語を学ぶ上で教材は大切な道具です。
初心者は自分が初心者だという自覚はあるのですが、道具選びの初心者であるということを自覚していないことが多々あります。
道具がないことには始まらないので、道具は買わないといけないのですが、道具の質やレベルの判断がつかなかったり、「最初だから中古でいいか」みたいな変な発想をしがち。
最初はどうしても自分のレベルに見合ったものを選べないのが現実です。
語学での教材選び
語学教材は、基本的にすべて初心者向けなので、一応何を買っても良いということになるのですが、やはり想定しているレベルというのがあります。自分のレベルもよくわかっていません。
お金は無駄にしたくないので、安くて効果的に習得できるものを一発目で当てようとして、話せるようになった人のお勧めのものを探すとか、人気のある売れ筋のものを買ってしまったりします。
しかし、たぶん、最初に選んだ教材が自分にぴったり合う確率は、かなり低いです。
それは、自分が道具(教材)選びの初心者だからです。
挫折しそうな時に考えること
韓国語を挫折するパターンのひとつが「内容が難しすぎる」だと思います。
韓国語は確かに日本語と文法が似ているので、英語などと比べれば習得は容易です。
一方で「日本語はとても簡単な言語である」と思っている日本人はほぼ居ないでしょう。
同じことが韓国語にも言えます。
韓国語は日本語と同じような複雑さを持つ言語です。
だから、どこまで内容を複雑にしていくことができます。
あれも説明しないと、これも説明しないとと押し込んだ結果が教材となっています。
躊躇なく先生をクビにして、良い先生を指名する
最初から合う教材なんか選べませんから、ひとまず最初に買った教材を進めるところまで進めます。
もし、とても簡単な内容だったら一通り読み通せるでしょう。であれば、もう少しレベルアップしたものに進みましょう。
一方、ヘタにレベルが高い教科書を買うと「内容が難しくて先に進めなくなる」ということが起きます。
それが受験勉強の問題集ならば、それは一度一通り教わっているはずのことなので「あちこちの問題集に手を出して途中で投げ出すようなことをするな」という話になります。
韓国語を学ぶ場合でも「あちこちの教材に手を出すな」と戒めている場合もありますが、新たなことが頭に入ってこないのですから、やる気が出ないような教材を無理に進めていくのは間違い。
教わっている先生(教材)のレベルが高すぎるのですから、そんな教材をさっさとクビにして(中断して)、もう少しレベルダウンした教材を選ぶことが大事です。
あなたが馬鹿なのではありません。
教科書が難しすぎるのです。
無理に食らいつく必要はありません。
対人式の学習ならレベル調整もしてくれるでしょうし、先生が合わないとも言いにくい面はありますが、教わる一方の独学での教材の場合は調整できません。
最初に買った教科書を作った著者には申し訳ないけれど、一度本棚に引退してもらい、より内容が簡単な教材を選んで読み進めるというのが、自分に合った教材を探し当てるコツです。
何冊か渡り歩けばスムーズに理解できる教材に巡り合えるでしょう。
注意すべきことは、同じぐらいのレベルのものや、より高度なものはくれぐれも買わないこと。
結局何冊か買うので、レベルを変えて本を買うのがコツです。
選んできた韓国語の本(文法編)
今回のタイトル画像にしているのが、自分が持っている韓国語の文法の本です。
一番上の厚いやつが最近買ったやつです。上級レベルまで網羅した内容と帯で謳ってます。
日本語が表現が豊かで多彩な言い回しができるのと同様、韓国語も表現が豊かで多彩な言い回しができる言語です。
悪く言うと、日本語のように複雑な言語でもあります。その証拠が、この厚さから読み取れます。
ちなみに、フランス語やドイツ語など他の言語も同様のシリーズで出ているのですが、韓国語が一番厚かったです。
おそらくメジャーな外国語の中で最も複雑な文法を持つロシア語よりも厚いです。
真ん中のやつは、無理して買って最初の数ページで挫折しました。
文法の理解方法がわかったあとで読み返したら、とてもためになりました。
おそらく韓国語教室か何かで使う用だと思います。
初級と銘打ってますが、独学で買うものではないです。
一番下のものは韓国語の文法のエッセンスを漫画を交えて説明されているもので、内容が整理されていて非常にわかりやすかったです。個人的にお勧めです。
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