陽母音と陰母音
これ、あとで響いてきます。
ハングルのハの字を覚えようとしている段階で説明しておきましょう。
超基本の6つの母音「ㅏㅓㅗㅜㅡㅣ」と、y子音が絡む母音「ㅑㅕㅛㅠ」を扱いました。
なぜこんな字形になっているのか。
さらに分解します。
ハングルの超基本要素は、天・地・人
ハングルの基本的な母音字は、太陽と大地と人が組みあわせられています。
・←太陽
ㅣ←人
ㅡ←大地
という3つの記号です。
カッコよく言えば、天・地・人です。
韓国の国旗を見ればわかるとおり、陰陽の思想があります。
ハングルにも陰陽の考え方があります。
北を向いて人を見たとき、東側(人に対して右側)に太陽があるとき、朝です。
ㅣ・
これから太陽が昇り、活力がみなぎる陽の記号になります。
これが転じてㅏという字になりました。
・ㅣ
逆に西側(人に対して左側)に太陽があるとき、夕方です。
これから太陽が沈み、活動が止まる陰の記号になります。
これが転じてㅓという字になりました。
・
ㅡ
地面の上に太陽が出ています。昼ですね。つまり、陽です。
これが転じてㅗという字になりました。
ㅡ
・
地面の下に太陽が隠れています。夜ですね。つまり、陰です。
これが転じてㅜという字になりました。
ㅏとㅗ、その仲間のㅑとㅛを陽母音と言います。
ㅓとㅜ、その仲間のㅕとㅠを陰母音といいます。
ㅣとㅡは、どちらにも属していないようですが、多くの場合、母音が陽母音か、それ以外かで区別するので、ㅏㅑㅗㅛか、それ以外かで考えましょう。
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