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牛肉の品質を調べる方法

こんにちは、ちょらです。

健康を意識して食生活を整えている人も多いかと思います。

野菜であれば、オーガニックな有機野菜や農薬不使用、減農薬などの選択ができます。
また、卵では鶏にストレスを与えない平飼いなどが卵の品質に大きく関わってきます。

これは牛肉も同じで、ストレスを与えずに、ご飯をしっかり食べて、健康的な牛さんはお肉の品質も良いです。

そして、日本で生まれ育った国産牛には「どんな一生を送ったか」を確認できるシステムが備わっています。

そのシステムが「トレーサビリティ」という追跡システムです。
スーパーで売られている国産牛には「個体識別番号(10桁のロット番号)」が記載してあり、その番号から牛さんがいつどこで生まれて、どんな育ちをして、どこで解体(屠殺)されたかを知ることができます。

近年では遺伝子組み換え食品を避けている人でも、遺伝子組み換え食品を食べている牛さんを食べることで間接的に口にしていることが問題となっています。

そのためこのような追跡システムが備わっているのは有難いことですよね。


個体識別番号から分かること

・産まれた年
・産まれた場所(農場名)
農場名がわかるので、どんな餌を与えたか、繋ぎ飼育かどうか、角の切断や去勢の有無などが問い合わせることができます。
・移動履歴
動物にとって長距離を移動することはストレスでしかありません。
ストレスはお肉の品質にも大きな影響を与えます。
・屠殺場名
・屠殺場への搬入日
・屠殺日
屠殺場への搬入日と屠殺日が異なる場合は、その間に餌や水分を与えられずに放置されたことを意味します。
1日に多くの水分を必要とする牛さんにとっては耐え難い苦痛です。
(屠殺場によっては飲水施設があるところもあります)

ちなみにトレーサビリティとは「トレース(追跡)+アビリティ(可能)」という意味で、表示義務が課されています。

また、牛肉のほかに「米トレーサビリティ」もあり、米や米加工品にも義務付けられています。

わざわざ安いアメリカ産の牛肉ではなく、日本の国産牛を買う意識の高い人は一度調べてみてはいかがでしょうか。

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!

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