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発達障害(グレー)と告げられた日

会社員時代、一時期うつ病で病院に通ったことがあった。
35歳の時、転職で再就職した先で、前の会社とのギャップ等を感じ、仕事のやり方やシステムに煩わしさを感じた。そうやって自分のやり方を貫いてしまうが上に、周りから浮く存在になり孤立してしまった。孤立してしまうと、周りに協力を得られない状況になり、精神的に病んでしまった結果、電車で会社に向かう途中で突然と涙が出たり、行くことが億劫になったことを今でも覚えている。

そうやって、転職した会社をわずか1年程で辞めてしまう。毎日、気持ちが落ち込んでいたので、病院に通うこととなる。自分が何故、業務でケアレスミスが多い、業務の優先順位が分からなくなる等が分からなかったので、ネットで調べると「発達障害」を持つ人によく見られることを知る。

発達障害を判別するために、テストを受けるのだが、一般常識テストのようなものと、絵を見て連想するテスト(waisⅢ)を受けた。
結果は、ADHDの「グレーゾーン」 グレーゾーン?中途半端な・・と思った。診断を受けたあとは、当時はショックが大きく、自分はどこに行っても仕事が出来ないのかな?と思うようなり、すっかり自分に自信を無くしてしまった。
しかし、当時結婚をしていたので、次の仕事をしなければ・・と思っていたが、幸いにも傷病手当が1年間給付されることとなり、ゆっくり時間をかけて自分を見つめ直す時間と自分の適職を考えようと少しずつ行動していった。

それから、また転職も考えたが、私は組織(会社)に属して働こうと思わなくなってしまった。転職先での出来事がトラウマになってしまい、現在の仕事に就くこととなる。

この話には続きがある。それから、自営業として歩みだすこととなるが、再度自分がADHDのグレーゾーンであることが気になる時がくる。
そこで、発達障害に関して名医がいると聞き、ある病院で再度診断を受けることとなる。同じく、診断テストを受けた結果・・・。

「同じく、発達障害のグレーゾーン」

なんだそれ?と思ったと同時に、その診断を出した後、色々とアドバイスをもらおうと医者に質問をしていたら、「あなたは変わっているね」
と直接言われた。はぁ?としか返すことが出来なかったが、病院を出た後に、妻に打ち明けると「なにそれ?」と妻もかなり憤慨していた。

今では、そんなこともあったな~と、自分で自分を受け入れるようになったが、もしこの記事を読んで、私も同じように言われたことがあると思い、
もし悩んでいる人がいるのであれば、是非こう伝えたい。

「あなたはあなたである 自分は唯一無二 今ある姿でいい」

正直、自分を受け入れることに私はかなりの時間を要した。
けど、今は自営業として生活できているし、顧客にも恵まれている。
そして、これからは新しく起業という道に、新たに挑戦しようとしている。


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