大学生時代3 「土方のアルバイト」

工学部は単位数も多く、土曜日も授業があり、休日は日曜日だけでした。

その唯一の休み、若い体力を持て余した私は、朝早く起きて、土方の斡旋場所に行き、日雇い人夫のアルバイトをしました。
土方のアルバイトは日当も破格で1日3000円。
安スナックでトリスのボトルを2000円でキープ。
かなり飲んだくれました。

作業はスコップで土砂を切り崩し、ベルトコンベアに積むという単純作業でした。

私は筋力は無いのですが、持久力があったので、黙々と土砂を積み続けました。

ある日親方が、「チョットお前こっちにきんしゃい。あまり真面目に働くんでお駄賃じゃ」
といい、私の手に2000円ねじ込んでくれました。