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1月17日は阪神淡路大震災で私達の結婚記念日


阪神淡路大震災からもう30年も経ち、その後東日本大震災などの様々な震災があり、記憶から遠のいています。

前日の16日には「神戸で追悼のつどい」がありました。


勿論、私も追悼の祈りはしたのですが、多分一度記事にあげていると思います。
この震災という不幸な出来事で、皮肉にも
「土建業界」は空前の好景気に見舞われたのですね。
「耐震設計」です。
日本のほとんどの橋梁に膨大な予算を掛けて「耐震補強」や「落橋防止の設置」を行いました。
建築物も新しい耐震基準を満たすため、ビルや一般家屋まで「耐震補強」を行いました。
これらに多額な税金が投入されたため、傾きかけた土建業界も立ち直ったのですね。

私達の土木コンサルタント業界でも
「耐震補強設計」の受注がかなりありました。
私も耐震補強設計の為、県や市そして道路公団の
橋梁現場に数多く、調査に行きました。
その頃は、会社の業務のほとんどが「耐震補強設計」だったのですね。

そして、橋梁の新設計業務でも、新たに動的解析法が導入されました。
これは一般的な静的解析が簡単なソフトで対応出来るのに反して、動的解析法は高度なソフトを使用しなければならない為パソコンソフト頼りで相当手間がかかりました。
その分、設計単価は高額だったのです。

まさに大震災によって好景気になった好例ですね。



話は変わりますが、私達の結婚記念日は、1981年1月17日です。
ただし、この日は私達が上福岡で入籍した日で、
結婚式と新婚旅行は後日行いました。
新婚旅行は与論島です。


阪神淡路大震災が、起きてから、私達は結婚記念日のお祝いを1月17日を避けて行いました。
やはりお祝いは不幸な出来事とは別の日にしたかったのです。

しかし、近年では、それをあまり気にしなくなりました。

「結婚記念日のあとにたまたま阪神淡路大震災が生じたわけで、それをいつまでも気にしてても仕方がない。」

これは、私の誕生日3月11日にも当てはまるのですが、311に「誕生日おめでとうございます。」のメッセージを頂戴しても、ちっとも嬉しくなかったのですが、最近では素直に喜ぶことにしました。

311には、少額ですが義援金による応援、そして様々な復興支援活動に参加させていただきました。




                  完