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加山雄三「蒼い星くず(ハズレタ若大将)」

1965年、加山雄三の映画
「エレキの若大将」が大ヒット
主題歌「夜空の星」「君といつまでも」は名曲で大ヒット。

1966年 映画「アルプスの若大将」では、主題歌が「君といつまでも」「蒼い星くず」
ここでも「君といつまでも」
が出てきている。
いかにこの曲が大事にされたか、またこの曲は前代未聞の
350万枚を超す大ヒットとなる。

大学1年の時、テレビで若大将シリーズの歌が放映されたのを、寮生は食堂に集まり鑑賞した。

70年代後半はかなり口パクがみられたが、当時は全て生である。
名歌手といえど、生なら音を外す。

若大将を侮辱するわけではないが、「蒼い星くず」という曲は音が取りにくく、若大将はハズシにハズシ、まるで音痴である。
寮生は皆テレビに向かって「あれでもプロか!」と罵声をあびせたものである。
尤も、生舞台で罵声をあげれば大問題である。
テレビだから許されることであろう。

しかし若大将はケロッとして挨拶をかわすとテレビの中で
大喝采となった。
(当たり前のことである)

私は、高校生素人エレキバンドの経験から
「あ〜、プロでも音を外すんだ〜」と感心したものである。
それほど昔の生演奏は
厳しいものがあった。

レコーディングでは外していない。(当たり前のことである)