エッセイのようなもの:「埼玉県入間郡毛呂山町滝ノ入の花桃の里」
埼玉県入間郡毛呂山町滝ノ入地区の山奥、桂木観音展望台の近くなので、滝ノ入と言うよりは、むしろ、桂木地区の山奥と言ったほうが良いかも知れません。
昔、花桃を住宅街の花屋さんまで、出荷していたと、地元のブロガーから、教えていただきました。
ところが、軽トラに花束をつんで運搬するのですが、あまりにも住宅街から遠いので、
運搬が大変です。
それに、花束代などしれたもので、大した売上にもならず
生活は成り立ちません。
それに、高齢化の影響で、人手不足となり、花桃の出荷どころでは、なくなったのですね。
花桃の木は、花を摘まず、放置するようになりました。
毛呂山町役場の観光課は、この事態を憂慮して、ここを
「花桃の里」として、宣伝を始めました。
それから私は、毎年この地を訪れて、Facebookやブログに投稿したり、YouTubeにアップしたり、宣伝に努めました。
そのうち、多少、通な観光客や、花桃を撮影したい写真家が訪れる場所となりました。
私は徒歩なので、花桃の最盛期を見つけるのは困難でした。
というのも、その年の気候により、花桃の開花が変化します。
2020年では、三分咲き程度でしたが、2019年は満開でした。
上記の写真は、2019年のものです。
花桃の時期が近づくと、三日に一度は、観察に行きました。
「桃源郷」と呼ぶには寂しい景色ですが、幸い、近くに
「花桃の里」は、ここしか無いので、そこそこの人が、
花桃を見る為に訪れます。
おしまい