助産院で産むという選択

今日で妊娠39週。陣痛がきたら、近所の助産院で出産する予定だ。
なぜ病院ではなく助産院での出産を決めたのか、また、現時点で感じている助産院のメリットデメリットを書いてみる。

そもそも助産院って何?という方はこちらのリンクをご覧ください。

助産院で産むことにした理由

私が助産院での出産を決めた最大の理由は、立ち合い出産ができること。これにつきる。
出産の病院を探していた時、通える範囲の病院に問合せたけど、コロナ禍で立ち合い出産ができるところが少なく、対応としては以下のパターンの病院がほとんど。

  • 出産時の立ち合い、入院中の面会ともに不可。

  • 出産時の立ち合いはできるが、陣痛中は付き添いの人は別室で待機。入院中の面会も不可。

  • 立ち合い出産ができ、入院中の面会は30分以内でできるが、陣痛中の付き添いは不可。

え、無理……!
陣痛中も誰かいてくれないと耐えれる気がせん。
入院中も相方(夫)に会えんとかも無理。(相方もベビーに会えないの無理と言ってた)
特に私は里帰り出産をしないため、相方の存在はデカい。絶対に出産の体験は夫婦で共有したかった。

そこで候補に浮上したのが助産院。
行ってみたらめっちゃよかったので即決。
以下、助産院メリット・デメリットを書いてみる。

メリット

出産時ずっと付き添いOK!
助産院にもよると思うが、私がお世話になっている助産院は小さい(普通の一軒家)ので基本的にお産の時は他の産婦さんがいない。コロナ禍でも感染のリスクが少ないので、陣痛~出産までずっと立ち合いOK。入院中も面会自由。うちは来ないけど実家や義実家の家族も面会に来て大丈夫だそう。

検診時も付き添いOK!
通常の妊婦検診も助産院でやってくれる。これもコロナ禍で外来の付き添いはNGの病院が多く、病院で検診の時は相方はベビーのエコーを見れていなかったので、とても喜んでた。ちなみにいつも助産師さんがエコーしたあとに相方もエコーをやらせてもらってた(笑)

検診で分からないこと、不安なことをじっくり聞ける
産婦人科あるあるだと思うが、病院だと診察時間がめっちゃ短いし、特に問題なければ経過など詳しく説明されないことが多い。初産なんで不安なんですけど…と思いながらも、自分でも何を聞けばいいのかも分からない。でも助産院での検診ではじっくり話を聞いてくれるし、検診の時も自分たちしかいないので、助産師さんがいろんな話をしてくれたり、マイナートラブルがあっても相談しやすい。

土日でも検診してもらえる!
これも助産院によると思うが、土日に妊婦検診をしてもらえたので仕事を休まずに済んだのはありがたかった!病院での検診に行っていた時は少なくとも半日有給を使っていたので、体調悪い時のために有給セーブできてよかった…

希望のバースプランを叶えてもらえる
まぁ私は初産だし、立ち合い出産以外、特に希望のバースプランとかは考えてなかったのだが、実現可能な希望なら大体は叶えてもらえるらしい。旦那さんにへその緒を切ってほしいとか、胎盤が見たいとか(笑)
あと上のお子さんがいる方は、家族みんなで新しい家族を迎えるとかもできる。

お産の時は助産師さんがつきっきり
病院だと同時にお産の人が何人もいたりして、結構放置される、という話をあちこちの体験談で聞くのだが、助産院でのお産は私ひとりの予定なので、基本的に助産師さんもずっとつきっきりでいてくれるんだそう。なんと心強い…!しかも検診からずっとお世話になってる助産師さんだから、人間関係もできていて、人見知りの私でも安心できる(笑)

自然なお産ができる
病院だとすぐに投薬とかするし、分娩台という決まった姿勢でしか産めないけど、助産院では医療介入なし、フリースタイルで自然なお産ができる。昔からほとんど病院にかかったことがなく、できれば自然な形で産みたいな…と思っていたので、これも私には魅力的だった。

産後ケアも
助産院では産後ケア入院や母乳相談とかもやっていることが多く、産後何かあっても相談に行きやすい!というのも良い点の一つかも。

デメリット

個人的にはあんまりデメリットを感じてないけど、あえて言うなら、というデメリット。

医療行為ができない
助産院には助産師さんしかいないので、医療行為ができない。なので何かあった時には提携の医療機関に搬送になる。連携体制はしっかりあるとはいえ、普通の病院みたいにすぐに処置ができる訳ではないので、私みたいになるべく医療介入してほしくない!という人以外は不安に感じるかも。
何かリスクがある妊婦さんは助産院では出産できないこともあるし、助産院での出産を予定していても、病院へ転院しなければいけないこともある。
あともちろんだけど無痛分娩もできない。

提携医療機関に検診に行くこともある
妊婦検診の中には病院でしか検査できない項目もあるので、たまに病院で検診を受けないといけない時がある。この提携病院が地味に遠い場所だったのでちょっとめんどくさかった。いい先生だったけど。

助産師さんと合わないと地獄
人間同士なのでね…合う・合わないはあると思うけど、助産院の助産師さんと馬が合わないと大変だと思う(笑)
もし担当の助産師さんが「こうした方がいいよ」って自分の意見をごり押ししてくるタイプの人だったら、私も無理だったかも(笑)

安産のためにやること多し
病院でも言われるかもだけど、特に助産院は医療介入がない分、自分の力で出産しないといけないので、出産までやってね、と言われることがいろいろある。1日1万歩のウォーキング、ヨガ、スクワット、乳頭マッサージに会陰マッサージなど…
まぁやってなくてお産の時に困るのは自分なんだけど、自然なお産のために頑張れる人でないと向いてないかも。

以上、私が感じている助産院のメリット・デメリットでした。
個人的にはメリットの方が多い!
実際に産んでみた体験記も出産後書いてみたいと思う。

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