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競争が激しい市場でも輝く場所はある
旅行会社の営業として、自分だけの切り口を見つける
旅行業界で働く私。
旅行業界は競争が激しく、
「どこも似たようなサービスを提供している」と思われがちです。
しかし、少し視点を変え、ターゲットを明確にすることで、新たな市場を開拓することは十分に可能であると考えます。
その好例として、フィットネス業界で急成長を遂げた 「ちょこざっぷ」 を挙げます。
"コンビニジム"を掲げたちょこざっぷ
従来のジム業界は、
「本格的にトレーニングをしたい人向け」 というスタンスが主流です。
ちょこざっぷと同じく24時間営業のトレーニングジムは、エニタイムフィットネスやGOLD'S GYM等、競合がひしめく市場です。
しかし、ちょこざっぷは
ジムに興味はあるけど、今まで行かなかった
"初心者層"に着目し、以下のような新たな価値を提供しました。
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① 「運動を習慣にしたいが、踏み出せない層」にターゲットを絞った
• 一般的なジム
→ 「筋トレを本気でやりたい人向け」
• ちょこざっぷ
→ 「初心者」「手軽に健康維持したい人」
例えば、「ジムは行きたいけど…」と思っていた人たちにとって、以下のような特徴が刺さったと考えられます。
・着替え・靴の履き替え不要で手間がかからない
・24時間営業なので、仕事帰り・家事の合間でも気軽に行ける
・低価格・定額制のプランで「お金を無駄にするかも…」という心理的ハードルを下げる
ちょこざっぷは
一見、競合が多く、顧客の奪い合いが起こる
市場のようですが、
「運動習慣をつけたいけど、ハードルが高いと感じていた層」を狙うことで、新たな市場を作り出しました。
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旅行に踏み出せない層にアプローチ
"このちょこざっぷの成功モデルを、旅行会社の営業に活かすにはどうすればいいか?"
私は、旅行したいけど踏み出せない層を
見つけることにしたいと思います。
狙うべきターゲット: 出張×観光
従来の企業向け旅行営業:
「出張のホテル・航空券を手配します」
自分が考える切り口:
「仕事の合間にリフレッシュできる”ついで旅行”を提案!」
・仕事帰りに立ち寄れる観光地やグルメスポットをセットで提案
・「出張後に1泊追加するとお得」なプラン
を作る
・企業向けに定額で利用できる「出張+観光」パッケージを提供
企業の出張担当者にとって「ただの手配」ではなく、「出張の満足度を上げる」提案をすることで、リピート営業につなげます。
今はまだ、1年目の新米社員であるため
プランやパッケージをつくることは難しいですが、
全国への出張が多い会社に営業する
→出張手配を担当する
→担当者が出張に向かうタイミングで
観光スポットや息抜きにピッタリな場所を
紹介する
このような流れで顧客との信頼関係を築いていくことができると考えます。
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まとめ
ちょこざっぷは「初心者向けジム」という新しい視点で成功しました。
旅行業界も、「誰向けに提案するか?」を明確にすれば新たな市場を開拓できるはずです。
旅行会社の営業として、企業出張などに特化し、他社と差別化を図ることが鍵になります。
「競争が激しい市場だから無理」ではなく、
「視点を変えれば自分が輝く場所はある」
ターゲットを明確にして、自分ならではの営業スタイルを作ることで、成功につなげられます。