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読解力について思うこと

 世の中にはすごい物分かりのいい人がいます。昔から物分かりが悪かった僕にとって、そう言った人たちが羨ましく思っていました。社会に出てから心からそう思うことが多くなったのです。

 会社という小さな枠の中では能力の違いというものを否応なく感じてしまいます。読解力もその一つです。一度の説明で、ある程度物事を把握することができる人が本当に羨ましいと思います。

僕も、日本語が読めない人

 最近、日本人なのに日本語が読めない人が想像以上に多いということを知りました。僕自身も、正確に言葉を理解することの難しさを肌で感じています。
 
 文章に慣れることや言葉を知らないとそもそも理解できないので、語彙を増やすことも必要です。それに人は文章をよく読んでいないとも言われているので、しっかり文章を読む熟読が大事だと大人になってから気付かされました。わかったつもりが一番危ないということですね。

熟読と本の内容を振り返ること

 どうすれば読解力を身につける事ができるのか。という事を考えると、熟読とアウトプット。やはりこれに尽きると思いました。当たり前のことですが、なかなかできることではないです。

 肌感覚ですが、本を読んでそれをしっかりとアウトプットして、血肉としている人に僕は会ったことないですし、そもそも本を読まない人が非常に多いと思います。

 いくら読んでも思い出さない限り、頭には残りません。当たり前のことのようですが、大抵の人はこれをしないため、読んでも頭に残らないと言うのだと思います。読むのは簡単でも思い出すにはかなりのエネルギーを使うので大変です。

アウトプットは3倍疲れる

 僕の独断と偏見ですが、アウトプットはインプットの3倍疲れます。だから読書をしてもアウトプットは辛いし、そんな事をしても無駄ではないのかと思う日々もありました。そんな事をできるのは一握りの人間だけではないのかと心が折れる時もありました。

できる範囲で少しずつ続けていく

 続けるためには心理的なハードルを下げる事。この言葉は、以前僕が読んだ本で学んだ事です。

 人は本来怠け者であり、習慣にしたければ自分が苦痛に感じない程度にまでハードルを下げて、できる範囲でコツコツと続けられる工夫をすることが重要だということです。

 本の内容を一つでもいいから覚えようと決めてから読み始めると、思ったよりも記憶に定着しやすくなりました。

知識という石を積み上げていく

 読書をしても何も覚えていない、という現象は情報処理が追いつかなくてパンクしているようなものかも知れません。本に書かれている情報は膨大ですので、一度に処理し切れるはずがありません。

 漫画を読んで、何ページのどこどこのコマには何が書かれていたのかと問われて、答えられる人はいないと思いますし、読書もそう言うものだと思いました。

 人間は基本的に4つくらいの情報しか一度に処理できない(ワーキングメモリという概念)と言われているので、読書で得られる情報も一度に最大で4つくらいなものだと思います。残念なことに僕は2つくらいしか処理できません。

 前も書いた通り、一度の読書で一つでも覚えようと心に決めると案外記憶に残る事がわかりました。それは石を積み上げていくような地味な作業で、RPGのレベル上げに近いものがあります。

 経験値1、2を積み重ねていけばいつかはレベルが上がります。読書も同じで、知識という石を積み重ねていけばいつかはそれが血肉となり人生の糧となる。そうなればいいなと僕は心から願っています。

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 ちなみに全然関係ないですが、好きなゲームは機動戦士ガンダムギレンの野望です。

 

 

 


 

 

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