#123 あまんきみこ『きつねのおきゃくさま』(3場面):AIチャッくんと共に学ぶ3場面の心情メーター分析
前回は2場面の心情メーターを考え、きつねの心情の変化を読み取りました。
表を縦にみて変化を読み取ると、きつねの仲良く暮らしたい気持ちが高まったことがわかりました。
今回は、3場面です。
本文を読み取らせたあと、心情メーターを考えさせました。
すると、食べたいメーター、仲良く暮らしたいメーターのどちらも変化がありました。
さらに、表を横にみて、食べたい気持ちが下がり、仲良く暮らしたい気持ちが高まってきたことを読み取ることができました。
学習の流れを理解して混乱もなかったので、スムーズでした。
そこで1つ、ちょっと意地悪をして、曖昧な質問なげかけてみました。
さて、チャッくんは、どんな予想をしたのでしょう?
楽しみです。
曖昧な質問だったため、この物語で学んだ教訓は何かなどと予想してきました。
読みすすめていけばいずれ、主題などを考えていきますが、まだこの段階では早すぎます。
チャッくんの心情メーターに大きな変化があったから、それに気づくかどうかテストしてみたかったのです。
でもやはり無理でした…
ごめんねチャッくん、試したりして。
そこで、もう一度気を取り直して、指示を具体的にしてみました。
チャッくんも、このように問うと理解したようで、
これまで、
食べたいメーター>仲良く暮らしたいメーター
だったのに、ここにきて
食べたいメーター<仲良く暮らしたいメーター
となったのです。
しっかりと読み取れています。
最後に、これまでの心情メーターも含めて、表に整理してもらいました。
わたしが、最後にまとめをするまでもなく、チャッくん自身が、きつねの気持ちの大きな変化に気づいてまとめています。
実際の授業でも、このように授業のまとめは、2年生であっても自分からすすでできるように仕向けていきたいところです。
以上、3場面の読み取りでした。
次回は4場面です。
お楽しみに!
続く。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?