見出し画像

【衝撃】アスペルガー症候群の父がナチスとの深いつながり?~その裏側にある真実とは?~

みなさん、アスペルガー症候群って聞いたことありますか?
高機能自閉症などとも言われています。
このアスペルガーというのは医師の名前です。

ハンス・アスペルガーは、20世紀初頭に生まれたオーストリアの小児科医で、彼の名前はアスペルガー症候群として知られる一種の自閉症スペクトラム障害(ASD)を初めて記述したことで広く知られています。

以下は、彼の主な業績についてのポイントです

  1. アスペルガー症候群の発見:

    • アスペルガーは、1944年に「自閉症の心性に関する自分の諸発見」("Die 'Autistischen Psychopathen' im Kindesalter")という論文を発表しました。この中で、彼は知的障害のないが社会的な困難を抱える一群の子供たちを記述し、これを「自閉症的な人格」や「自閉症の変種」と表現しました。これが後にアスペルガー症候群として知られるようになりました。

  2. 高機能自閉症の理解:

    • アスペルガーは、通常の知的能力を持ちながらも社会的なコミュニケーションや行動に障害がある子供たちに焦点を当て、その特徴や優れた能力に注目しました。これにより、アスペルガー症候群は知的障害を伴わない自閉症スペクトラム障害の一形態として理解されるようになりました。

  3. 個別性と個性の強調:

    • アスペルガーは個々の子供たちの特異な興味や能力に注目し、彼らの個性を尊重しました。これは、一般的な教育や社会的な環境の中で、特異な才能や弱点を理解し、活かすアプローチを提唱する上で重要な視点となりました。

  4. 研究の先駆的な仕事:

    • アスペルガーの研究は当初はあまり注目されませんでしたが、1980年代に入ってから注目を浴び、高機能自閉症の理解に大きな影響を与えました。アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム障害の一部として広く受け入れられるようになりました。

ハンス・アスペルガーの業績は、特に高機能自閉症の理解と個性の尊重に関する視点において、現代の自閉症スペクトラム障害の理解に重要な寄与を果たしています。

今回は、そのアスペルガー医師が、大きくナチスと関わりがあったという本の紹介です。

彼の主要な研究は1930年代から1940年代にかけて行われました。
同じ頃、ナチス政権がドイツを支配しており、医学的な研究もその影響を受けていました。

敬虔なカトリック教徒であり、ナチスに入党したこともありません。
また、障害のある子たちをナチスの迫害から守ったとも言われています。
ナチスの安楽死プログラムから子ども達を守るため彼らには特殊能力があり技術職で国家に貢献できる可能性があると主張していました。

ところが、アスペルガーはウィーンの児童殺害システムにさまざまなレベルで関与していたのです。
ウィーンの児童安楽死システムの指導者たちと近しい関係にあり、ナチス政府のさまざまな役職を通じて何十人もの子供をシュピーゲルグルント児童養護施設に送っていました。
このシュピーゲルグルントとは、ウィーンの子どもたちが殺害された施設です。
アスペルガーが児童安楽死プログラムに関与していたという事実と、
障害のある子ども達を守ったという事実は二律背反します。
だが、どちらも記録にあるのです。

葛藤があったにせよ、アスペルガーには2面性があったといえるでしょう。
治療可能だと思うこどもと治療が不可能と思う子どもを区別していたのです。
見込みがあると判断した子どもには、集中的個別的治療を施す一方、重度の障害があると診断した子どもには、過酷な施設への収容を明示、ときにはシュピーゲルグルントに送ることもあったのです。

アスペルガーの業績が紹介されたことで、自閉症は、様々な特徴をもつ子どもを含むスペクトラム障害とみなされるようになりました。
アスペルガーは自閉症スペクトラムの概念を広げる役目を果たしました。

そのため、アスペルガーについては現在、慈愛に満ちたイメージが形つくられています。
だかそれはアスペルガーの業績の1面でしかありません。
アスペルガーは実際、教育できると思う子どもについては支援し、その障害を擁護したが、手の施しようのないと思う子どもは切り捨てたのですから…

すばらしい精神医学会の研究成果がこのような形で利用されるのはちょっと😢です…
人には誰しも2面性があるということかな…
それとも、そうせざるを得ない何かが理由があったのか?
真相はわかりません。

以上、アスペルガー医師とナチスの紹介でした。

いいなと思ったら応援しよう!