中国とエネルギー市場
「エネルギーベーシック」シリーズ・中国編
本記事では、中国と原油市場の関係性についてわかりやすく解説します!
結論(point)
中国は原油市場の「需要サイド」において非常に大きい影響力を持っています。
そのため、エネルギー市場の動向を分析する際には中国の景気の分析が必須です!
理由(reason)
中国は原油消費量2位というエネルギー市場においては非常に重要なポジションにありますが、その多くのエネルギーは「製造業」につかわれています。
中国は現在世界で2位のGDPを誇っていますが、その約25%〜30%を製造業が占めている状態です。
製造業とは原材料を加工することで新たな製品を生み出す業種で、機械や工場を動かすためには多くの電気やエネルギーを消費します。
その為、中国は世界で2位のエネルギー消費大国になっているわけです。
簡単な想定
中国の景気が悪化するとどうなるでしょうか。
例①
中国の景気悪化
↓
国内の消費力が低下
↓
国内の「物」に対する需要が低下
↓
生産量を下げる=製造業の収益が減少する
↓
エネルギーの消費量が減る
↓
原油需要が低下したと投資家が判断する
↓
実際に原油価格が低下する
※あくまで簡単な例を作成しただけです。絶対こうなるとは限りません。
結論(point)
従って、中国は原油市場と切っても切り離せないというわけです。
その為、原油市場についてもっと詳しく分析したい方は中国の景気や政治にも注意関心が向けられるといいですね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?