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マイクロプラスチックがゆっくりと体内に侵入する仕組み

7,562 文字

おはようさんどす。Cold Fusionの新しい回へようこそ。
ほんまに世代ごとに、環境と人類の幸福を脅かす、静かな殺し屋みたいなもんが現れるんですわ。
社会にとってそのヤバさが分かるんは、もう手遅れになってからやねんな。
20世紀初頭のアスベストから始まって、鉛入りの塗料があって、そして今、2024年には、マイクロプラスチックの番やねん。
メディアの見出しは、体内に侵入するプラスチックの量に関する驚くべき統計で溢れとるわ。
例えば、週に1枚のクレジットカード分のプラスチックを摂取してるかもしれんのやて。
世界保健機関は、飲料水中のプラスチックについて警鐘を鳴らしとるし、アメリカ政府の科学者もCNNに対して、プラスチックが確実に食物連鎖と飲料水に入っとるって言うてはるわ。
ほんで、研究者らは今、ペットボトルにヤバイマイクロプラスチックが入ってる可能性について調べとるんやて。
この動画では、マイクロプラスチックの真実に迫ってみるわ。
人類にとって本当の脅威なんか、それとも騒ぎすぎなんか?
この回で分かるはずやで。
ちなみにな、ワイも長いことネットにおるから分かるんやけど、「環境」って言葉が出たら、いろんな意見が飛び交うもんやねん。
ワイはただ事実を提示するだけやから、マイクロプラスチックのことと、環境や健康に対する潜在的なリスクについて、みんなに理解してもらえたらええと思うわ。
Cold Fusion TVをご覧いただいてますが、続ける前に今回のスポンサーからちょっとだけお話を聞きましょか。
マイクロプラスチックは人間の健康にとって危険かもしれんし、科学者たちも問題の解明に必死やけど、オンラインの世界にも危険はあるんやで。
フィッシングリンクをクリックさせようとするテキストを受け取ったことあるやろ?
迷惑メールや電話はどうや?
答えはほとんどの場合「はい」やと思うわ。
おめでとう、そしたらあんたの情報はデータブローカーに売られとるってことやで。
奴らは、あんたの情報をロボコールやスパマーに売って大儲けしとるんや。
名前、電話番号、住所なんかも知られとるかもしれんで。
ほんで、ここで今日のスポンサーのAuraの出番やねん。
奴らはデータブローカーを特定して、あんたに代わって情報削除のリクエストを送ってくれるんや。
ブローカーは法的に、あんたが頼んだら情報を削除せなあかんのやけど、わざと難しくしとるんよ。
Auraにそれを任せたらええんや。
Auraは他にも、見えないオンラインの脅威からあんたと家族を守るためにいろいろやってくれるで。
設定も超簡単やから、ペアレンタルコントロールとかウイルス対策、VPN、パスワード管理、なりすまし防止なんかのために、いくつもアプリをダウンロードする必要はないんや。
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アメリカ合衆国でしか使えへんけどな。
ちょっと立ち止まって、周りを見回してみてや。
プラスチック製のもんがいくつ見えるか?
両手の指で数えきれへんくらいあるやろ?
これらのほとんどは、いずれマイクロプラスチックになるんや。
マイクロプラスチックの定義は簡単で、直径5mm未満のプラスチックのことや。
普通の真珠や鉛筆の消しゴムより小さいんやね。
2種類あって、1つは最初からわざと作られる一次マイクロプラスチック。
これは洗顔料のスクラブビーズや、服の微細繊維なんかに使われとるわ。
もう1つは二次マイクロプラスチックで、これは捨てられたペットボトルなんかが、太陽の放射線や海の波なんかの物理的な摩擦で分解されてできるんや。
一番の問題は、プラスチックが人工的に作られた頑丈な材料やから、自然が効果的に分解できへんことなんや。
プラスチックの破片は基本的に永遠に残って、どんどん小さくなるだけなんよ。
プラスチック革命の火付け役になった産業が1つあるんやけど、何か分かるか?
スヌーカーやで。
全ては、スヌーカーのボールやビリヤード台に使う丈夫な材料を探す旅から始まったんや。
1860年代、ジョン・ワイズリー・ハイアットが最初の合成ポリマーを作ったんや。
これは、野生のゾウの数を減らしとった天然の象牙の代わりになるもんやった。
ほんで1907年には、レオ・ベークランドが最初の完全合成プラスチック、ベークライトを発明したんや。
その後、1930年にデュポン社の科学者たちがネオプレンを発明したんよ。
ほんで第二次世界大戦が始まって、プラスチックの生産量は300%も急増したんや。
飛行機からパラシュートまで、あらゆるもんに使われたんよ。
数年後、戦争は終わったけど、まだ巨大なプラスチック製造能力が残っとって、使い道がなかったんや。
ほんでどうしたと思う?
製造業者は、需要に見合う唯一の市場である消費者製品に目をつけたんやで。
タッパーウェアがキッチンを征服して、独自のパーティー文化を生み出した。
セロファンが包装業界を支配して、ポリエステルの服は洗濯機で洗えるようになった。
ほんで、その後どうなったか分かるやろ?
グローバル化とともにプラスチックの生産と使用はどんどん増えていって、同時に埋立地や海洋の廃棄物や汚染も増えていったんや。
時が経つにつれて、企業は責任を俺たちに押し付けて、俺たちが十分なことをしてへんって思わせたんや。
リサイクルすれば問題から抜け出せるって感じやったんやけどな。
でも、それはまた別の話やな。
マット・サイモンの本「毒のようなもの:マイクロプラスチックが地球を汚染した方法」では、マイクロプラスチックを「消費主義というパーティーから残された、永遠に残る残留物である厄介なキラキラ」って表現しとるわ。
リサイクルの革新や公共の意識が高まったプラスチックの黄金時代以降も、マイクロプラスチックの問題は消えへんのや。
ほんでその理由がこれや。
まず、マイクロプラスチックが世界のあらゆる隅々に浸透してるってことが分かったんや。
南極の海氷から海溝まで、どこにでもあるんよ。
マイクロプラスチックは水のフィルターを通り抜けられるし、水生生物にとって危険なんや。
いったん海洋生物に摂取されると、マイクロプラスチックはトロイの木馬みたいに働くんや。
他の有害な化学物質と結合して、プラスチックと化学物質の両方が、生物の消化器系に入り込んでいくんや。
これはええことやないで。
線虫の研究を見てみい。
マイクロプラスチックにさらされると、寿命が短くなって、成長が遅れて、子孫の数も減ったんや。
全ては食物連鎖の一番下から始まるんや。
プランクトンがマイクロプラスチックを食べて、甲殻類や小さな魚がプランクトンを食べて、汚染はどんどん食物連鎖を上っていくんや。
最終的には、あんたやワイが食べる食べ物にまで入ってくるんやで。
でもちょっと待ってや、魚介類好きの人も慌てんでええし、ヴィーガンの人もこの問題の影響を受けるんやで。
マイクロプラスチックは食物連鎖だけやなくて、他の方法でも体内に入ってくるんや。
一番の経路は、意外にも室内での吸入とペットボトルからの飲水なんや。
プリマス大学の研究者らが、汚染された天然のムール貝を食べることと、家庭の空気を吸うことのリスクを比較したんや。
その結果が驚くべきもんやったんよ。
人々は海のムール貝を食べるよりも、服やカーペット、家具から出る空気中の微細繊維を吸い込む方が、プラスチックを摂取する可能性が高いんやて。
これはかなりヤバイ話やで。
2022年には、オランダとイギリスの科学者らが、予想外の、今まで報告されてへんかった場所でマイクロプラスチックを見つけたんや。
患者の肺の奥深くや、匿名の提供者の血液の中やで。
マイクロプラスチックやナノプラスチックは、皮膚や腸、胎盤の生物学的バリアを通り抜けられるほど小さくなることがあるんや。
要するに、俺たち全員が今や部分的にプラスチックでできとるってことやねん。
この回の最初に言うたように、WWFは週に1枚のクレジットカード分のプラスチックを摂取してるって言うとるけど、他の研究ではそれを否定しとるんや。
ACSが発表した別の研究では、週に数マイクログラムの範囲やって言うとる。
まあ、ましやけど、明らかにまだ理想的やないな。
科学者らは、マイクロプラスチックが時限爆弾やって恐れとるんや。
ほんで問題は、マイクロプラスチックが炎症やガンみたいな深刻な健康問題を引き起こす可能性があるのか、それとも無害なのか?
単に排出されるだけなのか、それとも内分泌かく乱物質として作用して、ホルモンをめちゃくちゃにするのか?
これらは解決せなあかん謎やで。
俺たちだけやなくて、将来の世代のためにもな。
ほんじゃ、なんでこんなに時間がかかっとるんや?
ここからが複雑になってくるで。
健康への影響については、まだよう分かってへんのや。
確かに動物実験はあるけど、あんまり当てにならへんのよ。
なんでかって?
動物実験をパスした薬の94%が、人間での試験で失敗するからや。
だから、ここでは簡単に触れるだけにしとくわ。
げっ歯類の研究では、マイクロプラスチックが組織に蓄積することが分かっとる。
特に精巣にたまって、生殖能力や精子の質にリスクをもたらす可能性があるんや。
他の研究では、マイクロプラスチックがクジラなどの海洋動物の組織に入り込んで、体のある部分から別の部分に移動することも分かったんや。
でも、この研究は死んだ標本だけを分析したもんやから、限界があるってことは覚えといてな。
現在の研究では、体内に蓄積したマイクロプラスチックが免疫反応を引き起こしたり、毒性を持つ可能性があるかどうかを調べとるんや。
他の研究では、マイクロプラスチックと肥満率の上昇との関連性も探っとるで。
ここで一歩下がって考えてみる必要があるんや。
ADHD、肥満、精神衛生の問題をマイクロプラスチックの急増と結びつけるのを急ぐ前に、ちょっと立ち止まって、慎重に考えて、マイクロプラスチックについて確定的な結論を出すのがなんでこんなに難しいんか、理解せなあかんのや。
できるだけ簡潔に説明するけど、詳しい情報は下のリンクにあるから、そっちも見てな。

人間の健康に対するプラスチックの影響を測るんは、動物よりも難しいんや。わざと人間にプラスチックを食べさせるわけにはいかへんからな。
今までの研究は小さなグループだけを対象にしとるんや。
1つのプラスチック製品に8,000種類以上の化学物質が含まれとることがあるんや。これのどれが有害なんか、特定するんがメチャクチャ難しいんよ。それに、マイクロプラスチックは環境中のバクテリアや酸で覆われとって、体内に入ると中の全てのもんと混ざってしまうんや。
これまでの研究のほとんどは、大きなもんに焦点を当てとるんや。本当に呼吸器にリスクをもたらす小さな粒子については、あんまり研究されてへんのよ。確かな証拠が少ないんや。それに、ええことやないけど、人間は産業革命以来、毎日外部からの粒子を吸い込んでるんやで。
組織に化学物質が存在するってだけでは、自動的に赤信号にはならへんのや。もちろん、高濃度の粒子はカナダとアメリカのナイロン工場の労働者の肺疾患や瘢痕形成と関連付けられとるけど、低レベルではマイクロプラスチックにどれくらいさらされたらヤバイんか、まだ大きな疑問符がついとるんや。

ほんで、ここでBPAについても話さなあかんな。
聞いたことある人もおるやろうけど、知らん人は驚くで。
BPAってのはビスフェノールAの略で、1950年代からプラスチック製品に使われとる工業用化学物質なんや。
BPAはポリカーボネートプラスチックやエポキシ樹脂に含まれとるんよ。
水筒から食品容器まで、いろんなもんに使われとるんや。
でもそれだけやない。
エポキシ樹脂は金属製品の内側のコーティングにも使われとるんや。
缶詰やボトルのキャップ、さらには水道管にまで使われとるんよ。
残念ながら、このBPA化学物質は製品から溶け出して、俺らが食べる食べ物や飲み物に入り込んでしまうんや。
メイヨー・クリニックによると、「BPAへの曝露が心配されとるのは、脳や前立腺、胎児、乳児、子供に与える可能性のある健康への影響があるからや」って言うとるんや。
さらに研究では、BPAと血圧の上昇、2型糖尿病、心臓血管疾患との関連性も示唆されとるで。
BPA化学物質への曝露が、男性も女性も fertility(妊孕性)に影響を与えとるって証拠もあるんや。
子供の思春期を早めたり、一部のガンとも関連があるかもしれんのや。
ただし、この分野の研究はまだ進行中やから、これが決定的なもんやとは言えへんけど、リスクがあることは知っといた方がええで。
とはいえ、FDAを信用するんやったら、低レベルのBPAは安全やって言うとるで。
でも、信用せえへんのやったら、BPAフリーの製品を使うとか、食品に使うBPA製品を加熱せんようにするとか、できるだけガラスやステンレス、磁器の容器を使うとかして、曝露を減らすことができるで。
プラスチックが今PRの危機に直面しとるけど、まだまだ役に立つもんやで。
昨日の夕飯を保存するだけやなくて、医療の分野で命を救うのにも使われとるんや。
使い捨てやプラスチックベースの医療機器は、交差感染を防いでくれるんよ。
プラスチックは食品の流通でも重要な役割を果たしとるし、工業的な農業を支えとる。
俺らが着とる服の60%以上が合成繊維で、石油化学製品から作られとるんやで。
問題は、どうやったらもっと安全にできるかってことや。
石油・ガス会社や化学会社にマイクロプラスチックの責任を取らせるのが一番簡単な方法に見えるかもしれんけど、この問題への認識が低いから、政治的な意欲が足りんのや。
大きな変化を起こすのは難しいんよ。
ちょっと海のことだけ考えてみよか。
マイクロプラスチックはどこから来とるんやろ?
意外にもアメリカや中国やなくて、圧倒的にフィリピンなんや。
次にインドが続くで。
これらの地域に焦点を当てた地域的な取り組みをすれば、かなり効果があるかもしれんな。
規制やイノベーションを本格的に進めるには、専門家がまずいくつかの重要な質問に答えんとあかんのや。
どんな代替品があるんか? そのコストはどれくらいなんか?
欠点の少ない、もっとええ選択肢はあるんか?
ええニュースもあるで。
生分解性プラスチックは存在するんや。
その中で一番ええのがPHAってやつや。
これは数百年やなくて、数ヶ月で完全に分解されるんや。
PHA製品の使用が増えれば、将来の健康危機を抑えられるかもしれんな。
唯一の問題は、従来のプラスチックより25〜80%高いってことやけど、もっとイノベーションが進めば、このコストも下げられるやろ。
マイクロプラスチックを巡る複雑さや不確実性はあるけど、新しい研究や意識の高まりが行動を促しとるんや。
アメリカでは消費者製品のマイクロビーズを禁止したし、フランスでは洗濯機にマイクロファイバーフィルターの設置を義務付けたんや。
世界中の他の国々も、使い捨てプラスチックを減らしてリサイクルを推進する取り組みを強化しとるで。
まあ、最初に思ったほど効果的やないかもしれんけど、それはまた別の話やな。
はっきりさせとかなあかんのは、これは完全に俺ら消費者の責任やないってことや。
ただモルモットみたいに座って見とるだけやなくて、俺らも解決策の一部になれるんや。
73人の専門家が参加した研究によると、即効性のある解決策は技術的なもんやなくて、政策や行動の変化にあるんやて。
その研究を掘り下げてみると、専門家らが「平均以上の効果がある」と認めた解決策は、みんなが既に知っとって、賛成しとるようなことばっかりやで。
消費者にプラスチックの賢い選択をするよう教育したり、洗濯機にフィルターを取り付けたり、デポジット制でペットボトルの回収を促したり、製品デザインをシンプルにしたり、製品の再利用を促進する循環型経済を取り入れたり、自分のコーヒーカップや買い物袋を持参したりするんや。
今のところ、マイクロプラスチックのリスクはまだ広がってへんかもしれんけど、それが「いつ」起こるかの問題であって、「もし」の問題やないってコンセンサスが形成されつつあるんや。
アメリカ肺協会の最高医療責任者のアルバート・リッツォ博士は、マイクロプラスチックが俺らの世代の喫煙問題になるんやないかって恐れとるんや。
実際の害が明らかになるんは、もう手遅れになってからなんやろか?
「プラスチックも同じようになるんやないかと思うんや。40年後に、肺のマイクロプラスチックが肺の早期老化や膿胸を引き起こしたって分かるんやろうか。俺らにはまだ分からへんのや」って言うとるで。
その間、プラスチックをもっと安全にすることはできるんやろうか。
これがめっちゃ急務な理由がもう1つあるんや。
2020年だけで3億6700万メートルトンのプラスチックが生産されたんや。
この数字は2050年までに3倍になると予想されとるで。
今や地球上には、生物由来の物質よりも人工的な物質の方が多くなってしまったんや。
俺らはどんどんスピードアップするプラスチック生産のトレッドミルに乗っとって、簡単には降りられへんのや。
環境だけやなくて、俺らの健康もかかっとるんやで。
このプラスチック実験で、俺らが人間のモルモットになることを本当に期待されとるんか?
この問題は政治的なもんやないけど、環境のガラクタだって一蹴する人もおるかもしれん。
でも、俺ら全員に対する潜在的な健康リスクがあるんや。
これは警鐘を鳴らすためのもんやけど、パニックになるんやなくて、意識を高めて、賢くなって、できることがあれば一歩踏み出すためのもんなんや。
この動画を見終わって日常生活に戻る時に、1つだけ覚えといてほしいことがあるんや。
歩道から1つのプラスチックを拾うだけで、水中のマイクロプラスチックの量が減って、最終的には俺ら自身の体内に入るプラスチックも減るかもしれんってことや。
まあ、ワイからはこんなもんやな。
コメント欄で感想を聞かせてくれたらうれしいわ。
これは十分に話し合われてへん大きな問題やと思うんや。
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無料やで。
ワイはDagogo(ダゴゴ)や。Cold Fusionをご覧いただきました。
次の回でまたお会いしましょう。
ほなね、みんな。いい1日を。
Cold Fusion、新しい考え方や。

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