タゲブフ

「で、平易な言葉はみんながある程度、使い倒しているので、言葉に疑問がないんですね、疑問がないために、僕がその言葉を全く違う角度から焦点を当てて使っていても、読んでくれるんです。そうやって、また別の次元の音楽に繋げていく、みたいなことがやりやすい。小説みたいに銘打ってしまうと、読む人が最初から、構えちゃうので、言葉が自由に動きにくくなる。意味を読み取ろうとしてしまうわけです。こっちは意味なんか示したくないわけですよ。音楽の意味、なんか言っても、ちゃんちゃらおかしいですから、なんか心地よいとか、なんか気持ち良い、なんか心が動く、くらいで十分なんです。そういう土壌として、日記が活きてきます。それで、どんなことでも書いていい、唐突でも、時間軸だけで、みんな疑問に思わずつい読んじゃう。だ」


「たのしい会話とは、当然ですが、正当な損と得のトレードではなく、気前のよい得と得の応酬により無料で湧き上がってきた温泉のようなものだからです。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?