59,里親活動コラム「愛着障害のことをきいてみた」
児童養護施設の人に愛着形成、愛着障害について聞いてみました。
里子ちゃんの課題として愛着障害の影響からくる不具合があることを聞きました。そこで、まず「愛着障害」についてを勉強させていただきました。
愛着形成とは
愛着障害とは、その問題について
乳幼児期に何らかの原因で特定の養育者と愛着形成が上手くいかず、問題を抱えている状態。感情の出し方、感情のコントロール、自己否定、度のすぎた欲求、自傷他害に及ぶ、に不具合が生じやすい
愛着障害の表出
・人との関わりで、抱き着く・まとわりつく、あるいは関わりを拒否する。
・モノとの関係で、物に囲まれることで安心する。部屋の片づけが出来ない。
・生活習慣の乱れ。
・注目されたい、アピール行動が極端。どこまで受け入れてもらえるかを試す。
・自己評価の低さからくる、自虐的な言動や、学習意欲の低下。
愛着の対処・修復について
・キーパーソンの決定をする。
キーパーソン=その子のお世話をしてくれる人、その場面でその子を一番知っている人のこと
・本人の感情の受容とラベリング(どういう気持ちなのか大人が代弁)をする。
・子ども主体の行動を、大人が働きかける。
・他者との関係づくりの橋渡しを大人がしてあげる、見守る。
所感
愛着障害を調べると、決して里子ちゃんだけに限定されたことではなく、子どもも大人も愛着の問題を抱えているケースがあることを認識しました。
そして、対処法や、どうすれば修復されるのかについては、明らかになっているので、意識して修復への行動をして行けば解決ややり直しがきくことが分かりました。特に、特定の養育者という役割が出来る里親さんは、愛着形成にお役に立てる立場かな、と思います。
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