わたしの空想癖との向き合い方
私の空想癖について
私は長い間、日常生活に影響するほどの空想癖に悩まされてきました。
酷い時は食べることと寝ること以外全て空想に費やしてしまうほど…
そこまでできるのはむしろ個性なのかもと、
小説や漫画などにしようかと考えたりもしました。
でもいざ形にするとなると面倒で、そんな情熱もありませんでした。
私の空想癖はただ嫌なことを後回しにするための現実逃避としてしか機能していませんでした。
でも、最近のわたしは空想癖がすっかり落ち着き、普通の生き方ができています。
これをしたからという明確なきっかけはありません。
ただ漠然と思うのは、自分を追い詰めるのをやめたからかなと。
なぜわたしは空想をするのか
私はいつも、コレをしたら次にコレをしてその次に…と先のことを考えすぎてしまう癖がありました。
または、なりたい理想像があって、
そのためにアレをして後アレをしてアレもしなければ…と考えます。
そうするとそれが途方のない道のりに感じられ、
絶望し、結果的に空想へと逃げてしまっていました。
現実の私は何をやってもダメだ、
でも空想の中では強く優しくて誰からも愛される素晴らしい人物になれるんだと。
私はどうしても他人に承認されたくて、
でも現実では無理だから、他人に承認される空想をしていました。
空想はファンタジーな世界で、主人公は自分ではなく自己投影型主人公です。
一度ハマるとなかなか抜け出せない。
空想ってなんの道具も必要ないし、どこでも始められるから、
やめようと思っても対策がしづらくてなかなかやめられません。
一種の依存性だと思うんですが、
周りに言ってもそんなに深刻に受け取られないし、仲間も少ないので、
一人で抱え込んでしまう人も多いのではないかと思います。
学術的には、過剰空想といわれるみたいですね。
私は小さい時からその傾向があって、
よく寝る前に漫画やアニメの続きを考えていました。
その時間が増大し、日常生活に影響してしまいました。
私の場合、現実から逃げるために空想をしてたので、
いわば逃げ癖みたいなものです。
一時期空想が一番楽しかったから、
空想やめたら他に楽しいことないし生きていけないとか思ってましたね笑
空想をやめたきっかけとは
時間を無駄にしているのがわかっていたからやめたいのにやめられなくて、
自己嫌悪で辛い時期でした。
何度もやめて再開してと繰り返しました。
なかなか3日以上超えることができなくて苦労しました。
そうするとだんだん悟ってきました笑
なんだか主人公は他人のために生きているように思えてきたんです。
他人のための操り人形で、他人の都合の良いように生きる主人公は果たして魅力的なのか?それは果たして幸せなのか?
そこで気づきました…
私は他人に迷惑かけたくなくて、他人の都合の良いように生きなきゃいけないと思っていました。
でも私は自分のために生きているんです。
あらためたことは
今はもう他人に迷惑かけることを必要以上に恐れすぎないことにしました。
もちろんわざと他人に迷惑かける気はありませんが、
それは自分が好きな自分を維持するためであり、自分のためです。
そして、先のことを考えすぎず今に集中するよう意識しています。
そうして、自分にプレッシャーを与えて必要以上に自分を追い詰める癖をなくそうとしています。
でも、ふと、次やらなければいけないことやあの時の反省、今後の対策などが次々と思い浮かんできます。
そういう時はメモに書く、日記に書く時など決めた時間に文字に起こして明確化するよう心がけています。
まとめ
要するに、必要なのは現実を諦めないことでした。
自分の好きなことをして今を楽しむことが一番。
あと、依存症対策のタイマーを提供してるアプリがあって、
それをモチベーションにしていました。
3日以上超えることができたら勝ち。
その後はずいぶん楽になりました。
でも辛い時の逃げ場所がなくなってしまって逃げられないのが辛いです。
わたしにとって空想が自己防衛機能の役割を担っていました。
今は辛い時、少しアルコールを嗜んで(依存症には細心の注意をしています)すぐに寝るようにしています。
空想する時間を制御できるのだったら、お金がかからないし、
うまく利用することも悪くないと思うんですが、
私は制御できなかったのでやめました。
番外編。おすすめの本
kindle unlimited無料期間中だった私はたまたま読んだ本「だれもわたしを愛していない」の内容が私のことすぎてビビりました。
この本を読んで、なるほど私は自分を愛していなかったんだなと改めて思いました。
心にジーンとくる本でした。