amazonの荷物が届けられた話

amazonで買い物をした。自宅を配送先にしてしまったせいで、仕事中に電話がかかってきた。出る事ができずにすぐに折り返したが、配達に関する内容の機械音声が流れてきたので切った。
自宅に帰ると、インターホンのランプが赤く点滅している。訪問者がいた証拠だ。amazonだろう。再配達について考える。さすがに今日は無理か。明日も朝から出るし、日曜もだ。後で考えるか。
ぼんやりと思いを巡らせ、すぐ意識の外にやる。明日は土曜日、燃えるごみを出さねばならない。

帰宅して早々バタバタとしているとインターホンがなった。もしやamazonか。すごいタイミングだ。受話器に目もくれず扉を開けると、そこには真下の部屋の背の高いジジイがいた。
「これね、預かってたから」手にはamazonの包み。
「預かってるってどういう事やねん!」苦笑しながらツッコむ。
「や配達にきた兄ちゃんがうちにもよく来る人やったからね。こんな時間にきても渡せないよって言って預かったのよ」
当然歓迎されていない事を理解しているジジイは話しながら包みを俺に渡すと、愛想良いままそそくさと去っていった。

悪い人ではないのだろうが、あまりにも距離感が近すぎて驚いてしまった。

#隣人 #トラブル

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