無意識に自意識過剰になっているかも（小説『イン・ザ・プール』を読んで思ったこと※ネタバレあり）

　この小説は短編小説が5つほどある作品です。その中でも僕は3つ目の話で、日常の見方が変わりました。
　その話の主人公はストーカー被害に遭っていました。主人公は美貌で、周りの男の人にモテていました。ストーカー被害は視線を相手の玄関を出た途端に感じます。電車の中でも感じるのですが、周りを見回しても、誰も自分を見ている人はいません。周りの人に言っても、親友のに言っても信じてもらえません。精神科を勧められたりします。そこで、総合病院の精神科に行くことになります。
ーここからネタバレですー

主人公のことを見ている人なんてほとんど、いず、自分は、ストーカー被害を受けているというのは妄想でした。自分が美しいと自意識過剰になるあまり、そのような妄想を作り上げてしまったのです。これはこんなこと現実にありえないと思ってしまいそうですが、日常生活ど自分も自意識過剰になっている部分があり、それをこの意識過剰になりすぎた例を見ることで実感しました。気をつけようと思いました。