Position Controll Spline Dolly(Unity 6対応)
Unity系のゲーム開発記事をいくつか作成している山田です。
cinemechine 3.0 以降について調べてまとめたので共有します。
今回は Position Controll の Spline Dolly 編です。
事前に設定した軌道上のみがカメラの移動範囲となります。
さっそくコンポーネントです。
Spline
splineと呼ばれる軌道を設定するGameObjectを設定する場所です。
軌道の作成方法
Hierarchy 上で右クリック→Splineで作成できます。
splineのコンポーネント
これはSquareで作成したものです。
Position
カメラがどの位置なのか設定する項目です。
値によって軌道上をカメラが移動します。
単位が3種類あるので以降にまとめます。
Distance
Knot[0]からの距離を設定します。
Normalized
軌道の最初から最後までの長さを1として0から1で設定います。
円形の軌道だと0から1でちょうど一周するイメージです。
Knot
Knot[0]が0
Knot[1]が1……となるようにカメラが移動します。
四角形の軌道なら1辺の長さが1となるイメージです。
Spline Offset
軌道からの補正の距離です。
設定した値の分だけ軌道からずれます。
Camera Rotation
カメラのRotationの変化の仕方です。
Default
追従なし
Spline
軌道に合わせて回転します。
四角の軌道だった場合に各頂点で進行方法に変化するイメージです。
No Roll は zの変化だけ軌道に合わせません。
Follo Target
Tracking Target の Rotation の変化に合わせて
カメラの Rotation が変化します。
No Roll は zの変化だけ軌道に合わせません。
Automatic Dolly
カメラを自動で移動させる設定です。
None
移動しません。
Nearest Point To Target
Tracking Target と 軌道の範囲内で最も近い点に自動で移動します。
Fixed Speed
設定した速さで軌道上を移動し続けます。
結構便利です。
Damping
カメラの移動の遅延です。
0なら即時追従で、値が大きいと遅れて移動します。