![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169999349/rectangle_large_type_2_7f6eba73b3b97da98aaba47141b51e15.png?width=1200)
ウェブ集客では、「書く技術」が重要になる
フリーランス通訳案内士が、ウェブ集客を仕事獲得の中心にすると、「書くこと」の重要性が増してきます。
これまでのガイドは、「話すこと」がメインの業務でした。お客さんに外国語で説明し、質問に答え、コミュニケーションすることが、主な仕事だったと思います。もちろん、ウェブ集客にシフトしたからといって、話すことの重要性が無くなる訳ではありません。
ですが、ウェブ集客ではガイド当日に至るまでの間に、ライティングスキルを必要とする場面が増えます。もし「書くこと」に対して苦手意識を持っているのであれば、それを払拭しましょう。幸い、現在は様々なツールが揃っているので、ハードルは以前よりもはるかに低くなっています。
この記事では、なぜ「書くこと」が必要なのか、またそれを簡単にするにはどのような手段があるのかについて、お話したいと思います。
Web集客で「書くこと」が重要になる理由
従来のガイドは、旅行会社にアサインしてもらうことが、仕事を確保する手段でした。日本の旅行会社とは日本語でのやりとりになりますし、当日お客さんと会うまでは外国語を使わない、ということが普通でした。当日のガイディングも、ほぼ「話すスキル」で完結していました。
しかし、ウェブ集客を始めると、状況が変わってきます。「書くスキル」が必要となる場面が増えてくるのです。一つ目は、自身のウェブサイトです。ウェブサイトでは、自分自身の紹介や、提供するサービスの内容を、文字で伝える必要があります。ここがお客様との最初の接点ですから、内容が十分伝わる文面でなくてはいけません。
一方、ウェブサイトは一度作ってしまえば、日々文面を変更するということはありません。最初に頑張って良いものを作っておけば、その後は年に一回程度の見直しで構わない、という側面もあるのです。
より重要なのは、二つ目の場面です。それは、お客さんとのツアー前のやりとりです。ウェブ集客でプライベートツアーを開催する場合、事前にお客さんとの対話が必要です。業務の確実性を考えると、この打合せは主にメールで文面を残しながら行うことになります。ここで「書く技術」が必要になってくるのです。
最も大切なスキル~メールでのコミュニケーション
ウェブ集客では、お客さんの問合せや引合いが直接入ってきます。そしてお客さんとのコミュニケーションが始まります。先ず、問合せをして頂いたことへのお礼から始まり、ツアープランを作成するためにお客さんの要望を尋ねたり、質問に対する返事をしたりします。
その後は提案書を提示し、最後はクロージング(契約の合意)まで、メールでのやりとりとなります。ですから、一連の基本的なコレポンのルールやマナーについて、知っておく必要があるでしょう。ただ、ほとんどは定型的な内容になるので、あまり気にする必要はありません。
むしろ、質問にすぐに返事をすることの方が大切です。すぐに返事ができないときは、いつ返事ができるかをすぐ伝えましょう。こうしたやりとりの間に、あなたのサービスに対する信頼感が生まれ、その後の代金支払いやガイド当日のお客さんとの関係性が円滑に進むようになります。
この、ガイド当日までの顧客とのコミュニケーションの豊富さが、Web集客でガイドをするフリーランス通訳案内士の肝に当たります。ですから、その中心であるメールでの基本的なやりとりには、精通しておいたほうが良いでしょう
ライティングを恐れるな!強力な武器がある
皆さんの中には、話すのは得意だけれど、書くのは苦手だと感じている人もいるのではないでしょうか。文法や単語の用法が気になってなかなか発信できないこともあるでしょう。苦手意識があると、返事をするのが後回しになりがちです。適切なタイミングで返事をしないと、商談が進まず失注するということにつながります。これはもったいないですね。
ですが、時代はどんどん進歩しています。特に外国語でのライティングに関しては、本当に便利で強力なツールが次々と登場しているので、心配は要りません。それは、ネット上で利用できる、言語AIを活用した、様々な翻訳サービスです。
おすすめは、DeepLという翻訳サービスです。DeepLは無料でも使え、日本語→外国語、外国語→日本語のいずれも、素晴らしい品質です。正直な話、私が作文するよりも良い英文ができます(恥)。返事に悩んだら、日本語で作って、翻訳サービスで翻訳し、さっさと発信しましょう。出来上がった英文を読んでみれば、きっと満足のいく仕上がりになっているはずです。
スピーキングは即興の技術なので翻訳機はいまだに役に立ちませんが、ライティングは時間をかけてもOKなので、翻訳サービスを積極的に使いましょう。利用できるものは積極的に利用するのが、現代の通訳案内士の姿勢だと思います。
まとめ
「ウェブ集客では、お客さんとメールで直接やりとりをするので、従来よりも書く技術が必要。オンライン翻訳サービスの品質は非常に高いので、積極的に利用すると良い」でした。
最後まで読んでくれてありがとうございます。よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです。