自分のモチベに頼るな、環境を変えろ

内的動機づけの方がカッコよく見えるけど、結局外的動機づけの方が影響力大きいんだから素直に流されようよ

6月に転職して以来、休日後が全然鬱じゃなくなっている事実に改めて驚愕しています。年収500万得ようとしたらとんでもない感情労働を伴わなければならないくらい己の実務能力が低かった証左でもあるし、一方で「健全な精神を捨ててまでお金を稼がないといけないの?」の気持ちも素直に湧きつつあります。
それだけ従前は「金がないこと」に対して重く罪を感じていたし、今だってシャカリキに稼がなくてもどうにかなっているのは実家があるからです。親に対してどんなに恨みがあろうと、所詮これが現実なのです。

そんな現実も受け入れられるくらい、今の自分の心には余裕が生まれている。余裕がない頃は自分を責めていると受けて取れないこともないような意見には片っ端からシャーシャー牙を剥き、ウォンバットのように穴蔵に隠れて自分の今まで歯を食いしばって積み立ててきたものを盾に怯え続けてきた。でも、過剰な肯定も否定もされない環境に身を置くようになってからは、一見自分の現状にチクリと針を刺すような意見にも自ずと傾聴の姿勢をとれるようになった。だから本日のタイトルのような気持ちが自然と生まれたのだと思う。

とは言っても今までの日常生活を振り返ると、毎日毎時間毎分毎秒同じ気持ちでいられるワケではないの。思わず他責に奔りたくなるような日もあるの。でもそれも自然なことなの。それも含めて自分だからしょうがないの。だからそんな日々の中でどこかに「ゆーてそれだけじゃだめよね」の気持ちがちょっとでも生まれたら100点満点の花丸。グッド花丸バッドばつまる。バッドばつまるな日も自分の一面よ。

と、環境を変えて人格もゆらいでいる私ですが、最近地味に続けていることがあります。それは、歯を磨いている最中ずっと「クラシックバレエの一番ポジション(踵を内側、つま先を左右180度に開く直立の姿勢)からドゥミポアント(わかりやすく言うとつま先立ち)」を続けることです。時間にして2分前後。
本当にそれはさりげなく始まった習慣。ある時電動歯ブラシを口につっこみながら「ブラシが稼働している2分間よくよく考えたら暇だな…」と思いテレビを見ながらなんとなくつま先立ちしたことがきっかけでした。
バレエを習っていた学生時代ならなんにも辛く無かった動作は、全身の筋肉が退化した今の私に、とんでもない疲労をもたらした。
「つ、つるわ…脚が……なんかビキビキいってるし…」
しかし程よい疲労感は同時に良い睡眠ももたらした。
翌日からなんとなく筋肉痛があって、でもそんなに強いものではないからすぐに治って、それから入浴後に鏡で全身を見た時にうっすら変化を感じました。
「なーんか脚、ちょっと締まってない?」
これもうちょっと続けたら脚、今よりは細くなるんじゃない?そう思った私は毎回の歯磨きでそれを続けるようになりました。多少疲労感が出たとて、今の仕事は体力を過剰に要するものに非ず、さしたる支障も無い。
そしてある日風呂で身体を洗いながら気づいた。
「絶対尻も小さくなっとるわ」
これに気づいたところが確変箇所だったかもしれない。脳は毎日続けることを大事なことだと勘違いする器官だし、歯を磨いている間踵を上げるだけだから、毎回やってる。筋肉がある程度ついてくると感覚も研ぎ澄まされてくるため「あ、この辺にサボり気味かも」と腿裏なり内閉鎖筋に意識して力を入れたり。

そういった習慣を続けて体重が激減したとかあからさまに見た目がガラリと変わったとか、そんな大層なことは現在まだ起こっていません。歯磨き中につま先立ちしている肥満体がいるだけです。大体そんなことが起こっていたらとっくにどこかの美容誌に投稿している。でもリンパマッサージを久々にしていたら明らかに浮腫は減っていた。浮腫を減らすのはマッサージじゃなくて筋トレなのかよワラ
とはいえそんな大したことが起こらずとも別に構わないのです。心にゆとりの出る環境に移動したから、些細なことに気づけるしその変化が楽しいし。あともう一つ大事なことに気づくこともできました。

仕事の時って100%のコンディションを作っていかなくても別にいいんですね。

今までの自分は「『仕事』なんだから100%の体調を作って向かうのは当たり前。それができていない私は罪を犯している状態だ」と何故か、マジで、思っていました。
なんでなんだよ……。
だから常に自罰感情とオトモダチだし、周りも暗にそんな自分を責めてる気が勝手にしていました。そもそも100%ってなんだよ、厳密にこの世には存在しないだろ、100%。(パーセントの後ろに句点打ったらパーミル(‰)の出来損ないみたいになって面白い

↑ちなみにこのことは今日この文章を打つ最中に気づきました。これに付随して更にもう一つの気づきですが、なんとなく書く内容を決めてから文章を打つと、その内容から更にもう一段階新たな気づきが生まれるのですね。今度もまたやろうかな、その時はワンモアニュー気づき生まれないかもしれないけど。

また、最近洗顔後のビタミンCパックを続けていたらちょっと肌が綺麗になった気がする。同じ化粧をしても従前より見栄えが良くなったような気がする。肌を自分で引っ掻いて作ってしまう傷も日に日に薄れてくる健全なターンオーバーのサイクルが再構築され始めている。
そうすると今度は洗顔後に出てくる角栓をどうにかしたくなったので調べたら「ホットタオルで毛穴を開いてオイルかバームタイプのクレンジングで洗浄する」と資生堂を筆頭にあらゆる美容メディアに記載されていたので、これを実践したくなった。幸いまだ気温は低く無い時期だし、始めるのに遅すぎるということもないので、是非やってみたいなと思う。

また、もう一段階上げてやってみたいのが、このセルフケアサイクルがどのように変遷していくのか記録を残して観察すること。なんですよね。今までも全くケアをしていなかったというとそんなこともなく、ちょっとした疲れからサボる時期が突発的に生まれ、そのサボりがうっかり長続きしたりしてきた、という成れの果てが現在だったりするので。サイクルが乱れた時期に何があったかが判れば、もっと自分の環境のコントロールの仕方もわかりやすくなるんじゃないかと、大体の人間が10代で既に実践していそうなことを今になってようやく目論んでいます。
余生長そうだし、始めるのに遅すぎることもないかぁ(また言う

3連休初日も折り返し、ゆるゆるやっていこうと思います。


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