『ローゼンガーテン・サーガ』ちょい役、アラフォー婚活おばさんことアルビルダ。ご多分に漏れず、彼女もしっかり原典を持った人物です。
でも、どこから来たのか詳しく知らないな…
と思ったので、ちょっとじっくり調べてみました。
↓ Wikipedia日本語記事
↓ 記事中にある "詳細は「アルフとアルビダ(英語版)」を参照" から跳べる英語版記事
記事によると出典は Saxo Grammaticus著『The Danish History/Book VII』。
サクソ・グラマティカス という12世紀ごろの人物が著した『デンマークの歴史/第7巻』でしょうか。どうも全9巻のうちの7巻目に彼女の記述があるようです。
残念ながら日本語訳は見つかりませんが、
↓ 英語文がインターネット上に公開されています。
↓ 該当箇所を引用しましょう。
第1段落
↓ Google翻訳で日本語化
アルビルダは若いころから美人で、族長である父親から過保護に育てられていたようです。
第2段落
アルビルダを取り囲むヘビ達を倒し、求婚に現れたアルフ皇子。
当初、アルビルダは彼を気に入ったようですが、母親に説得され脱走、男装して好戦的な海賊(warlike rover)になりました。
第3段落
海賊団のリーダーになったアルビルダ。彼女を追って海に出るアルフ皇子。
やがて皇子は目的の船を発見します。
第4段落
船上の決戦。アルフ皇子は当初アルビルダ(兜装備)が女性と分からなかったようですが、戦闘を経て彼女に気付きます。
…なんかこの後の描写が不足気味ですが、どうも和解して結婚、子孫を残したようです。
再登場するかは分かりませんが、原点に従えば彼女は無事に王子様と結婚できる将来が待っているようです。