『ローゼンガーテン・サーガ』主人公 リンの正体(予想)
『ロゼサガ』主人公なのに、いまだに正体不明の村娘・リン。
明らかに謎を引っ張られている彼女の正体は何なのか?これまでの情報をもとに予想してみました。
※以下の文章には、予想される彼女の正体に酷似した ある特撮ヒーロー作品のネタバレが含まれます。ご注意ください。
わかっていること
出身地:ネーデルラント領内の村
年齢:不明。幼児期に村人に拾われた。
家族:なし(孤児)
性癖:レズ気。ブリュンヒルデに仕官したい
容姿:クリームヒルト王女とそっくり。ただし、教育を受けていないので立ち振る舞いは田舎者そのもの。
備考:顔に強力な「呪い」が掛かっており、男からは壮絶なブサイクに見えている。
名前の由来
単行本7巻おまけにて「リン」は「Ring」と綴り、村人に発見された際に「指環(=Ring)」を持っていたことに由来すると判明。
謎①:いつから村にいる?
同様に単行本7巻おまけにて、リンは村で育った、と村人は言っているが、物的証拠が何も残っていない事が描かれている。
また、Episode2ではジークフリートが「…お前なんかいたっけ?」と村中に声を掛けたはずなのに見覚えがない様子が描かれている。
謎②:異様に強力な「呪い」
リンの顔に掛けられた「呪い」は強力極まりなく、劇中の魔法使い・エンジニアらの誰にも解除どころか解析すらできていない。
それほどの強さの呪いを生み出せるのは「杯」「秘石」「羊の角」「指環」…
まぁぶっちゃけ、クリームヒルト王女が所持していた「ニーベルングの指輪」しか心当たりはないよね。
…指輪はどこへ行った?
劇中時間で薔薇園武闘会予選より3日前、アッティラ王と会話したクリームヒルト王女の左手薬指にあった「ニーベルングの指環」。
Episode7にて開会宣言をする王女の手にはありません。
……なんで?
※ここから先は根拠のない考察です。
まぁ、ハッキリ言ってしまうとリンの正体は「ニーベルングの指環」が人間の姿に化けたもの でしょう。
これなら指環が現在どこにもないこと、彼女の呪いが強力すぎることの理由が付きます。
さらに、その強大な魔力を使って 周囲の人間に(自分自身を含めて)「リンは村で育った孤児である」という記憶を押し付けた のでしょう。
実際には ほんの数日前、今の姿で生まれたばかり と思われます。
そう考えると「記憶はあるが、物証がない」状況が生まれます。
近年の作品では『ウルトラマンR/B』より「湊アサヒ」の正体と酷似していますね。
『ロゼサガ』作中ではディエトリーヒ王子がリンに強い思慕を持っています。
冷静に考えると、伝承の主役人物がマンガのオリキャラに恋している…なんて結構な原典の冒涜とも言えそうです。
しかし、その相手が「ニーベルングの指環」ならその点も解決できます。
オペラ『ニーベルングの指環』では神々でさえも指環の魔力に抗えていませんので、リンが人を惹きつけるのは原典どおりの能力とも言えます。
…さて、この予想の正否が判明するのは『ロゼサガ』でも終盤になると思われますが、いつになるやら。
それまで楽しみに連載を追わせて頂くとしましょう。