片手のヒーロー

７月、読売新聞の記事。

私のいとこの子供です。

先月の読売新聞全国版の記事です。

生まれた時から右手がありません。

お腹の中で、手首に臍の緒が
巻き付いてしまっていて育たなかった。

田舎の小さい村だから

縁起良くない子だ、とか
あの家はもうだめだ、とか

散々村中のじいちゃんばあちゃんに言われて

それでも、母親である私のいとこは

障害は大きな個性だと

息子本人には　
「あなたのこの手は魔法の手
あなただけの魔法を使えるんだよ」と

一貫して言ってきていました。

子育てで大切なことは
自己肯定感をただただ高めてあげること

私もこれに尽きると思っています。

自分を肯定する感覚
この感覚は生きていく上で
揺るぎない自信になります。

あなたなら大丈夫
あなたならできるよ
声をかけ続けてあげること。ひたすら。

この視点で子どもと接すると
親であるこちらも

今まで見えていなかった
景色や幸せがたくさん見えてきて。

子育ては自分育てとは
よく言ったものだな、と思うんです。

勝田高校は残念ながら
茨城県大会で３回戦敗退しましたが

お盆に田舎に行って
このヒーローに久しぶりに会うのが楽しみです。