私が進んできた道

誰しも僕ら人生は一度
正しい道か誰もわからないけど
きっと人生はそんなところ
大事な気持ち見失わず行こう

GReeeeN（ 今は　GRe4N BOYZ ）
『道』というこの曲。

私が、9年前、人生で大きな決断をするときに、車でいつも聴いていた曲です。
私はそれまで、自分で決断したことってありませんでした。進学も就職も勧められて、「じゃあここにするかな～。」という感じ。
自分で決断することで、失敗したらいやだという気持ちの方が強く、どうしてもやりたい、こうしたいって思ったことがありませんでした。

そんな私が、9年前に自分で決断した後、やっぱり後悔に似た気持ちになりました。そして、ひとり、気づいたら涙が出ていました。

でも、車の中だけでも、泣くことができてよかった。涙を流すことで、心が浄化されていくような気がしました。そして、心をリセットし、希望をもたせてくれたのがこの曲だったのです。
仕事へ向かうとき、仕事から帰るとき。いつも車の中で、この歌をきいて、泣いている自分を奮い立たせながら、向かっていました。

正しい道かどうか分からない。私は世間一般的には正しくない決断をしたかもしれない。そうやって、自分を追い詰めていました。だけど、心と体が、今までの生活に拒否反応を示していたことも事実。そして、心を失くして生きていくのではなく、本当の自分を取り戻したくて、その決断をしました。
このままだと、自分も得体のしれないものに飲み込まれてしまうような気がしたから。

行くぜ one time ひとりつらい時も
んで two time 立ち上がれない日も
だけど three time 頑張る君の元へ
For you! 大丈夫！がむしゃらに行こう！　

ひとりになっても、立ち上がることができなくなっても、ひたすら、がむしゃらに行こう。この歌詞のおかげで、立ち止まると、また、「失敗」「後悔」「孤独」こんな気持ちが出てくる私を受けとめて、「こっちだよ。」と連れ出してくれる気がします。

君という名のこのストーリー
大丈夫！君が主役さ
明日へと続いた道は
いつも君のそばにあって
どんな辛いような日々も
いつか笑えるような日々で
地面蹴りつけて進もう今の君の先へ

最近、あのとき、決断したことは本当は回り道かもしれなかったけど、一歩一歩、歩いてきたんだなと思えるようになりました。

辛い日々を、笑いあえるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれないけど、私がこの場所で語れるようになったのは大きな前進です。そしてこれかも、地面を蹴りつけて進むしかないんだと思っています。

この曲に、あの時支えてもらったからこそ、今の自分がいます。ほんとうにありがとう。