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全く新しい身体の使い方 取扱説明書

はじめに

あなたはスポーツしてる時にこんなふうに思ったことはありませんか?
・指導者によって言うことが違い困惑した
・指導者によって言うことが違い困惑した
・練習してもうまくいかない動きがある
・動きをアドバイスされると身体が動きづらくなる
・先生の動きの真似が難しい
・疲れやすい、故障した
指導者側の立場だと
・同じ基準で教えても一定の人はうまくできるけど一部の人はうまくいかない
など
どのスポーツでもこのような経験をしてきたことがあるはずです。
スポーツだけではありません。
・字が書くのが下手
・不器用で困った
・変な姿勢で怒られた
など
私自身も
サッカー・バレーボール・バドミントン
弓道・野球・ボウリングなどいろんなスポーツを経験してきて
上記のようなことに悩みました。
例えば
小さい頃、サッカーや野球いろんなスポーツをやっていました。
楽しくて夢中になって遊んでいました。 楽しいから地元のクラブチームに入りました。
しかしそこの先生の言ってることが全然出来ませんでした。
特に手首を使えという指導はさっぱりうまくいきません。 やり過ぎて腱鞘炎にもなりました。 でもそれでうまくなる友達もいました。

同じ時期にはじめたのにどんどん差がついておかしいとおもってました。
なんで友達は出来るのになんで自分だけ出来ないかと悩みました。
その後バレーボールでもスナップを使えと指導されるとどうもしっくりこなくて無視して自分の好きなようにやったほうがサーブやスパイクもうまくいってました。

どうやら私は手首はうまく使えなくて固定して叩くほうがいいなと思いました。
もしかして基本となるものが人によって違うのでは?と子供ながらに思ってました。

子供の頃は無我夢中に遊びでやるときは自分の得意な身体の動かし方を自然にやってるのに 誰かに得意ではない関節の動きを指導されると怪我はもちろんパフォーマンス自体も変わるんだなと気づきました。
また整体の施術や検査を通して動きやすい関節・動きにくい関節もしくは力が入りやすいところが人によって差があると思いました。

例えば
いい姿勢といえば
あごは閉めなさいと指導するのが普通ですが
中にはあごがあがった状態が楽だという人もいます。
胸は広げたほうがいいというのも一般的ですが広げないほうが
呼吸がしやすい人もいます。

また
胸椎や腰が回旋ひねり動作の起点になるのが運動学の基本ですがこの動作も
胸椎が動いて腰が動かない人
腰が動いて胸椎が動かない人
しゃがむ動作が
膝から動く人
おしりを後ろに引くように動く人
など

人によって違いがあることを発見しました。
このような特徴は様々な関節・姿勢にありパターンがあるなと思いました。
この表で簡単に診断できます。
家族や友達とやるとわかりやすいです。


検査するとこんな風に16パターンに分けることができます。
これらを自分が理解するのはもちろん指導者側も理解することで
日常生活やスポーツを楽しく過ごせるのではないでしょうか?
それぞれの特徴を説明していきます。

人差し指きき 薬指きき 

きき腕や利き足があるのはご存知でしょうが
きき指があるのは知ってますか?
研究したところ【人差し指きき】【薬指きき】に分けることができます。
例えばペットボトルの持ち方


人差し指の人は小指が立ってしまう人も多いですw
私は親に怒られてました、、、これが【人差し指きき】の特徴です。
スマホとかも人差し指中心にものを持つ傾向にあります。

ちなみに【薬指きき】はこんな感じです。

こんな感じで薬指を中心にものを持つ傾向にあります。人差し指が浮いても大丈夫なひとが結構、多いです。
​さらに
人差し指ききの人脇を閉じた姿勢のほうが姿勢が安定します。

肩や腕、足のねじれも内旋(内ねじり)が得意になります。
歩き方も変わります。
人差し指ききの人はよくモデルさんが言われる
一本線を引いてその線上を踏んで歩く
これができるのは人差し指ききだけです。
パソコン姿勢だとこんな感じになっている人が多いです。

逆に薬指ききの人脇を開けた姿勢が安定します。

肩や腕、足は外旋(外ねじり)が得意になります。
歩き方は薬指ききの場合は
薬指からレールのように2本線を引きその線上を歩くように
意識すると歩きやすい特徴があります。
パソコン姿勢だと脇を開けた感じになります。

人によって動く関節・固定する関節の違い

きき指がいっしょでも動作の違いにも気づきました。
それは動く関節・固定する関節の違いがあること。
人間の関節は
首・肩・股関節・膝・足首・手首・肘などありますが
整体での検査で関節ごとに動かし方に違いがあるのがみてわかりました。

例えば
整体の検査で首の回旋動作可動域を確認したところ
首だけが動く人身体が先にねじれて首が動く人がいました。
また身体をねじる動きは
胸椎(お腹)が動く人腰が動く人に分かれていること。
しゃがむ動作では
お尻を後ろに引いてしゃがむ人膝を前に出してしゃがむ人に分かれていること。
肩をあげる動作では
耳まですんなりあがる人あがるけど肩の高さまでが楽な人

など
が日々の検査で違いが出ていることに気づきました。
さらに
首・肩あげやすい人は回旋動作が腰で動き、しゃがむ動作はお尻を後ろに引いてしゃがむことにも気づいた。

逆にあがるけど肩の高さまでが楽な人は回旋動作がお腹で動きしゃがむ動作は膝を前に出してしゃがむことにも気づいた。
どうやら人はどちらかの動きしか出来ないらしい。

これが社会的な常識や固定概念によって混ざり合って認知されている。
たとえば
ボールを投げたり、ラケットを降る時肩より高くあげないと怪我しやすい。
スクワットする時、膝を前に曲げると怪我をする。
身体をねじるときは腰をまわせ、下半身を意識。
など

よくありがちな聞く話だが
これらをしたほうが楽な人もいる。しないほうがいい人もいる。
ちなみに私は
ボールを投げたり、ラケットをふる時はそんなに肩あげないほうが楽だし力が入る。
スクワットを膝を出したほうがやりやすい。
何より肩も膝も痛くない。
身体をねじる動きを上半身(胸椎)を意識したほうがまわりやすい。
このように社会的な常識が通用しない。
すべてを同じ基準で考えるのは無理である。

利き手・きき足 意外と多い隠れ左きき

私は生まれてからずっと右利きだと思ってましたがこの検査で左手が強いことが判明しました。通称【隠れ左きき】でした。
ちなみに【隠れ左きき】の特徴は
・幼い頃に右手に矯正された
・手先が不器用・不器用
・しゃべるのが苦手
・左手のほうが握力が強い
というひとが多いです。

まずは右足に7割くらい体重をかけて身体を押してもらう

今度は左足に7割くらい体重をかけて押してもらう

右が耐えられる場合右足が得意
左が耐えられる場合は左足が得意
となります。
つぎに
得意な足に体重かけてながら今度は右手を出します。

この状態で手を押してもらう。
次に左手

右手の方が耐えられる場合は右手が得意
左手が耐えられる場合は左手が得意
となります。

この特性の活かし方

例えば
野球のバッティングの基礎といえば
「軸足に乗り、ためて打て」みたいな指導は多いです。
これは【右足】のタイプの人には難なくできる。(右打ちの場合)
しかし【左足】のタイプの人には軸足に乗せると身体のバランスが崩れてしまう。このタイプの場合、前足に乗せたほうがバランスが崩れず打てる。
ピッチングも同様です。
ちなみに私は【左手・右足】タイプでバドミントンする時は
ラケットは右手で持っているが持ってない左手身体に引き寄せてからラケットを振ります。足はしっかり右足でためて打っています。
という感じ得意な手や足を使うことで動きやすいですし身体の負担も減り、怪我も減ります。

こんな症例がありました。
30代で草野球をやっていて右肩痛や慢性腰痛でした。
利き手チェックをしたところ【左手】でした。
当然、右ききだと本人も思っていたので驚いてました。
ボールの投げ方を左手をうまく使うように
アドバイスしたところ痛みが解消しました。
こんな感じで身体の痛みの原因になっているかもしれないです。

いつから個体差はできたのか?

遺伝的な要素が関係あるのではと思ってます。
というのは、家族は特に姿勢がいっしょであることが多い気がします。
例えば
後ろ姿を見るとたたずまいなどほぼ同じに感じられます。
また筋肉や骨格は成人までに完成するといわれているのでそこで変わるかと思いましたが、
テレビで赤ちゃんが【ハイハイレース】しているのをみて
胸椎がしっかり動いている子とがしっかり動いている子がいたのをみたのでこの説が一番な気がします。
というのは、
ハイハイは誰からも教えてもらわずに勝手にする動作だからです。
つまりその子が生まれながらに持つ最も自然な動きです。
なのでこの頃にはすでに関節の動かし方などすべて決まっていると
思います。

タイプ別まとめ 

人差し指きき・膝
人差し指きき(脇とじ)
得意な関節・動き
胸椎(お腹)・膝・肘
内旋得意
姿勢で意識するポイント
仙骨・あごは上 足の重心 内側・後ろ側より
一本線を引いてその線上を踏んで歩く
人差し指きき・お尻
人差し指きき(脇とじ)
得意な関節・動き
首・肩・手首・腰(お尻)
内旋得意
姿勢で意識するポイント
胸・あごはしめる・足の重心 内側・前側より
一本線を引いてその線上を踏んで歩く
薬指きき・お尻
薬指きき(脇あける)
得意な関節・動き
首・肩・手首・腰
外旋得意
姿勢で意識するポイント
肩甲骨・あごはあげる 足の重心 外側・前より
薬指からレールのように2本線を引きその線上を歩く
薬指きき・膝
薬指きき(脇あける)
得意な関節・動き
胸椎(お腹)・膝・肘
外旋旋得意
姿勢で意識するポイント
丹田・あごはしめる 足の重心 外側・後ろより
薬指からレールのように2本線を引きその線上を歩く
この特性4つときき手ときき足をあわせる感じです。

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