24/07/27　IQ落として語らいたい

このご時世、はつらつとして働いている社会人の顔をまず見ない。
物産展とか、接客業とか特別なところは別として。
今回は完全に俺の愚痴。

俺の年齢にならずともわかることだが、
組織の中間層はどこへ行った？という問題が身の回りで結構ある。
その答えは、ほとんどが他業種へ転職をしているというものだ。
今は休職中の身分だが、会社の内情を知ってゲロゲロゲ～と思ってしまう。
社外の知り合いを通じて来る社内の変遷、行き場所のない新人などなど、
俺が今考えてもしょうがないことなんだけど
普通に考えてダメだろってのが多すぎる。
そしてなぜだか復職した後の自分の待遇面にも直接関与するもんだから
頭の隅にひっそりと隠そうとしてもあんまり隠れてくれない。

今の制作部署の人員離れを人事以上に把握している俺がいる。
そんでもって社内の不平不満も何故だか俺のところにタレコミが来る。
社内にいない人間にこの情報が駄々洩れってのはそもそも
社内の管理機関が働いていないということを示している。
つまりは会社以上に俯瞰的視点を持って状況を見ていられる。
なんというこれこそ神の視点。しかしいい気分は一つもない。
折角育てた新人が戦力になったと思ったら辞めたいと相談が来る。
これは会社の体制の問題なので止める資格は持ち合わせていないが、
人情としては立派になったんだったら早く会社を離れろという意見も持ち合わせている。
それほどにやばい会社だ。
仕事をするうえでいつまでも無邪気なままじゃいられない。
今の日本の会社はおそらく中小企業は旧態依然としていて、
それでも現在の価値観に合わせようと必死であるところもあるだろう。
俺がいた頃は割と大学サークル的だった部署が、
今や戦線離脱を考えるPTSDを発症した兵士のような人が半分以上。
これが何を刺しているかと言えば会社自体が負け戦全般を請け負って
負傷兵として傷を負っているのに働かされている人が多い、という可能性の示唆ができる。
トップダウンで現状がわかっていない体制と言えば一番わかりやすいかと思う。

そして、決して自分自身に人望があるという自惚れは無いが、
「頼られることに慣れている」人がいないというのが現状だろう。
誰誰にそう言われたから～…でもそれって自分の権限外だから～…
こんな感じで宙ぶらりんになっている数多の感情が霧のように霧散しているのが目に見える。
会社から脱出するか、自分自身の収入の延命措置として残っているか、
または少しでも会社にいる上で習得できるスキルのメリットがあるか。
現状自分が所属している会社に居る人々はこの３パターンに絞られる。
良いことをしたい、エンターテイメントとしてヒットを作り、
その行動ののちに名を馳せること、これは一部のモノづくりをしている人なら理解していただけると思うが、
会社が泥船の状態でそんなことが実現可能だろうか？
モノを完成させるまでに疲弊してしまう状態でそれ以上のブラッシュアップは望めない。
先にも言ったように、中間層がいない、熟年層は自分の人生に奔走。
となると答えは然るべき…ということになる。

私は一部の上層部と喧嘩して部署異動になった経歴があるが、
それ以外の根幹を成す部署とは良好な関係を築けていると思っている。
だから確実な情報を貰えるし、確実な情報を流す。ギブアンドテイクでいる。
だからこそ今後の身の振り方を暗中模索しつつ、
マッドアングラー隊のような情報収集を（勝手に）やらされている。
現在在職している皆も、決して、
炭鉱夫や蟹工船のような単純でかつ重労働を強いられているわけではない。
ではこの薄暗闇の中に放り出されていると語る後輩たちは何を糧にしているのだろうか。

それは「今」であると思われる。
今、とりあえずの給料を貰えているから。
今、とりあえずやりたい仕事に着けているから。
今よりもっと厳しい状態になりたくないから。
皆必死になって今よりも生活水準を下げないために必死である。
上層部は産めよ増やせよという考えの下行動しているらしいが、
それがことごとく裏目に出ているのは現場の子たちとの価値観の違いでしかない。
20中盤～後半に入れば人間として繁殖の可能性も視野に入る。
そのタイミングで現在の評価、賃金では職を続けられないというのは
とてつもない処置の施しようのないガンである。

突然だがガンダムに例えるのであれば上層部は連邦軍のジャブローにいる官僚。
家族や自分自身の生活レベルの維持上昇のために私利私欲を肥やす地球に魂を引かれた人々である。
そして現場は上官の無理難題を押し付けられ現場調達とワーカホリックなNTに頼らざるを得ない。
つまり第13独立部隊となるわけだ。
現場の人間がすべからくNTへの覚醒なんかしたらそれこそ内紛が起こる。
内紛が起こる前に辞めていったNT、OTの方々がどれほどいることか。
そしてAEUGとティターンズが生まれる…とそこまで行くとガンダム議論になっちゃうのでそれはここで置いといて。

今後について
自分自身はいつまでも腐っている連邦についている必要はない。
ただ、この連邦が中小企業ときたものだからたちが悪い。
どちらかというとソロシップに乗っているのに何もしないベスやシェリルがいるようなものだろうか。
ただ、イデオンゲージがMAXになった際は倒産ということだろう。
大企業に勤めていればこんなこと考えずに機械として動くだけでよかったのかもしれない。
そう思うと人間らしさ、己らしさというのは会社内の社会性とは相反するものだということがわかる。
反語的に、自分らしさというものをある程度押し殺さないと生きていけないものでもある社会。
非常に面倒くさい。
今まで書いてきたことを総括すると、どんな主義にも不平不満はたまるし、
それを同行するのは個々人である。
多分どんな人でもこれくらいは思いつくというくらいの愚痴しか出てこなかった。
しかし、自分自身は身近な人たちだけでも少しは良い人生になることの支援をしたいできる範囲で。
「悲しいから…悲しくなくするために人は生きてるんだ」って言いたい。
もっと大局で物事を見ないとだめなのかなぁ。
釣った魚を上げるか、釣り方を教えるか、的なサバイバリティ。
まずはできることから始めよう。と、思う。