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第3話 ビギナーズラック

試験会場に到着した。
周りを見渡すと、参考書や問題集の復習をしている人たち。
私は、今から勉強しても変わらないと思い、特に教材も開かずに時間が過ぎるのを待っていた。

「では、始めてください」
試験官の合図と共に問題を解き始める。
あっ、これチャレ○ジでやったところだ!
と言わんばかりに解ける問題。
私はスラスラと解答し、得意げにペンを置いた。

試験後のたしかな手応え。
今思えば、私の人生の中で始めてのビギナーズラックだったのかもしれない。

〜次回へ続く〜