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2024年、初めてアイドルにファンレターを書いてみた
この記事は、SixTONESの髙地優吾さんのファンが、どうやってファンになったかという経緯と、2024年の舞台「ComeBlowYourHorn」を観劇したことについて書いています。
SixTONESとの出会い
2021年、監察医朝顔というドラマに好きな俳優さんが出ていた。そのつながりで、出演していたSixTONESの森本慎太郎さんを知った。
そこから何がどうつながっていったのか、もうあまり定かではないが、気づけば彼らのユーチューブを見て、円盤を買い、CDを買い、すっかりグループ全体のファンになっていた。
丁度仕事で心が折れていた時期だったのと重なって、半分逃避するような形で集中的にコンテンツを摂取していたところもあった。
彼らのエンタメに浸ることで、余計な不安を頭から追い出していたのだと思う。
でも彼らの活動を知り、日々発信しているブログを読んだりしているうちに、今の自分の環境は自分であがいて変えないとだめなのかも、という気持ちが少しずつ生まれてきた。
わかりやすく直接的に何があったというわけではないが、辛い時期、生活を立て直すのに力になってくれたことを、私は忘れないと思う。
髙地優吾さん
それまで「推し」と言う言葉は使っていても「担当」という言葉を使ったことはなかった。
グループで誰が一番好きなのか、ファンクラブに登録するときに誰の名前を入れるのか、自分はどうやって決めるのかなあと他人事のように思っていたが、気づけば高地優吾さんから目が離せなくなっていた。
活字中毒気味なので、毎日ブログを更新してくれるという部分が大きかったのかもしれない。
自分とは全く違う、毎日コツコツ何かを積み重ねて大きなことを成し遂げる姿勢だったり、自然に人の中心にいられるのに一人の時間も大切にできるバランス感覚だったり、そういう部分に憧れがあるのかもしれない。
漫画から抜け出てきたみたいな骨格バランスと、丸い瞳が単に好きなのかもしれない。
理由はいくらでも並べられるけど、でもそのどれもが正解じゃないような気がする。それが私にとって「推す」ということなんだなと思った。
舞台を観る
舞台演劇を見るようになったのは、社会人になって大分時間が経ってから。
大泉洋さん所属のTEAMNACSのファンになり(今でもファン)、結構なハイペースで演劇を見まくっていた時期もある。
コロナでいったんそれが途切れてからは、年に数えるほどになってしまったけれど。
そんななか、髙地優吾さんが舞台に積極的だというのは個人的に嬉しいことだった。
演劇と言う距離間で推しの表現を受け止められるというのは、やっぱり特別なことだなと思うので。
みんなが驚いていた「夏の夜の夢」で鮮烈な声を聞いてから、舞台の上で彼の姿を見るのがとても楽しみになったし、機会があれば逃さず足を運ぼうと思っているし、そうしている。
手紙を書く
今まで応援している芸能人に手紙を書く、という動作をしたことがなかった。(アンケートに記入するようなファンメール的なものはあるが)
大人になってから、友達に手紙を書いたりもらったりしたことは何度かあるので、紙の手紙の特別感はわかる。あれはもらうととても嬉しい。
だからこそ、今回の新国立劇場の舞台にお手紙BOXが設置されるというのを見て、手紙を書こうと重い腰を上げることにした。
が、いざ何かを書こう!と思った時に、何を書くか迷う。
いや「応援しています、舞台楽しみです」とかでいいんだと思うけど…。
せっかく書くなら、読んでよかったと思われるものにしたいし、などと欲を出すと難しい気がしてくる。
せっかくなら便箋と封筒も素敵なものにしたいし、などと考えているうちに、自分の観劇タイミングには間に合わなくなってしまい、同じ舞台を観に行く友人に託す羽目になった。
(でもそのおかげで、舞台の感想も書けたので、それはそれでいいのかもしれない)
届いたという実感
友人に手紙を託した次の日のブログで、髙地優吾さんは舞台中にもらった手紙のことに触れてくれた。
読んだ時には思わず声が出た。
こんなタイミングがいいことがあるんだと思って。
もちろんただの偶然で、前日だからブログ書くまでに私の手紙が読まれていない可能性が大きいのだけれど。
それでも、手紙を書いてよかった!と思える文章がタイムリーにブログに上がったことで、その日一日舞い上がってしまうくらいには嬉しかった。
こっちが勝手に応援しているだけで、生活が鮮やかになったり、わ!と嬉しくなるようなことが起こったりする。
誰かを応援することのポジティブな面を沢山知ることができて、本当に感謝の2024年だった。
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