骨と皮膚が弱い子猫を世話しています。
骨と皮膚が弱い子猫を拾いました。
あまり症例がない病気のようなのでこちらに病状など書いていきたいと思います。
似たような症状の子を知っているとか、対処法など何か情報あれば教えてもらえると嬉しいです。また、今後どなたか同じような病気の子に出逢う人の参考になればとも思います。
きなこちゃんについて
名前は「きなこ」女の子です。姪っ子がつけてくれました。
恐らく2022年4月生まれです。
昨年５月初頭にもう一匹の子と一緒に大きいビニールの袋に入れられて近所の公園に捨てられていました。カラスに襲われかけていたところを犬の散歩をしている人が助けていて、もともと保護猫を何匹か飼っていた経験もある私が引き取ることになりました。
病気について
拾った時から足をひきずっており、最終的に右足骨折、左もヒビが入っていたので両足手術しました。診てもらった病院では「骨粗しょう症」 、生まれつき骨が折れやすいとのこと。
体も通常の元気な子に比べて小さく細く、体重も半分くらいです。
皮膚の症状は９月頃から出始め、最初は他の子と遊んでいると小さい生傷がよくできるな、くらいでした。しかし、そこからどんどん症状が悪化。今はグルーミングするとすぐ皮（皮膚）が剥がれ肉が見えるほど酷い状態になるので、エリザベスカラーをして防いでいます。
それでも何かに引っかかったり、処置するために抑えたりするだけで、皮膚がビリビリと破れていく状態。縫合しても数日経つとその周りが破れたり、原因が分からず皮膚が破れることもあり、裂傷が止まらない状態です。
皮膚が弱いので一度破れると、時間とともに広がって行くのでできるだけ早く処置する必要があります。
細胞を採取し病理検査にも出してもらい「皮膚脆弱性」との診断でした。
病例については、いくつかの病院で診てもらったり動物愛護協会等にも相談しましたが、ここまでの症状の子は珍しく、なかなか見たことがないとのことでした。そもそもこういう子は自然淘汰されるため症例も少ないそうです。
（※※ 追記）何人かのお医者に診てもらった中で「人間で言えば『エーラス・ダンロス症候群』の可能性があるのではないか」と言われたことがありました。難病指定されている人間の病気ですが皮膚の脆弱性などの症状は似ているような気がします。
どちらにしろ、治ることはなく恐らく症状は悪くなっていく可能性の方が高いようです。
お医者さんとは傷跡がいったん治れば、食事療法などを考えて行こうと話していますが、その裂傷がなかなか治まらないのが現状です。
ただし、今のところ本人（きなこ）は元気いっぱいで皮膚が剥がれても痛がることもなく、全身麻酔・縫合を繰り返してもピンピンしています（痛覚一体どうなってるんだ・・）
傷も縫合して次の裂傷が起きなければ数週間できれいな状態に戻ります。若さもあるからか回復力は今のところ、あるようです。
骨が見えるまで噛んだ足先も一か月後にはキレイになっています。
食欲も常にあり排便も良好。人懐っこく、常に動き回りたくて仕方がないようです。
今の状況とこれから
骨の骨折は手術以降、今のところ起こっていません。ただその後、皮膚の症状が悪化し数日間隔で裂傷、病院に駆け込む日々が数か月続いています。
「素人の私たちが看るのではなく、この子にとってもっと良い環境はないだろうか」と考え、保護猫活動している人や動物愛護団体などいくつかの箇所に相談しましたが実情どこも皆、人的にも費用的にもギリギリの状態で活動を維持しているため、ここまで難病の子を受け入れてくれるところはありませんでした。
今のところ手術代は私が負担し、通院はリタイヤしている両親が連れて行ってくれています。
短命であれば、できるところまでと思っていましたが どうも幸い、、と言いますか、体はボロボロなのですが、本人めちゃくちゃ元気（笑）で生きる気満々のようなので、これは改めて長期的にどうするかと考えないといけないのでは、と思っています。
もちろん他の病気を併発したり、そのうち体力的に耐えられなくなるかもしれず、いつどうなるかは本当に分からないですが（他方で私たち家族が精神的、費用的にもどこまで耐えられるかということもあり・・・）
とにかく、今できることをと思い、
また 保護ボランティアをやっている人に勧められたこともあって、ここで情報発信・収集、記録も含めて、きなこについて書いていこうと思いますm（_ _）m
とりあえず、まずは症状と経緯、そして現状を記しておきます。
よろしければ募金お願いします。頂いたご支援は、きなこの治療費に使わせて頂きます＾＾