命の母とエクオールの違いは?更年期にはどっちを選べばいいの?
辛い更年期に効くといわれている「命の母」と「エクオール」。
どちらも更年期障害を緩和してくれることで有名ですよね。
ただイマイチ違いがわからずどっちを選べばいいか分からない方もいると思います。
実は命の母とエクオールにはちゃんとした違いがあり、どっちを選ぶかは自分の症状や年齢によって決めるのがいいとされています。
そこで今回のブログでは命の母とエクオールの違いを紹介したいと思います。
既に服用している方は見直しとして、これから服用を考えている方は購入前の参考にしてみてください。
命の母とエクオールの違い
命の母とエクオールは一見同じ商品にみえますが、命の母は更年期症状を直す「複合薬」で、エクオールは女性ホルモンと似た働きをする「成分」と全く違うものになります。
違いをより具体的に説明するために命の母とエクオールそれぞれの特徴をみていきたいと思います。
==命の母の特徴==
画像元:小林製薬│命の母
命の母は漢方医学の視点から考えられた生薬で、更年期障害を改善する13種類の和漢生薬と11種類のビタミンなどが配合されています。
漢方では「気」「血」「水」のバランスが乱れると更年期障害が起こると言われており、命の母を服用することでこの3つのバランスを整え不足しがちなビタミン類を補えるとされています。
1回4錠、毎食後に服用と少し量が多いですが、これは生薬をエキスにせずそのまま錠剤に詰め込み、生薬がもつ自然の力を発揮するための工夫だそうです。
なるべく体に負担をかけず優しい力で治していこうという女性に優しい薬となっています。
「気」…体と精神の活動に必要なエネルギー
「血」…体をめぐり、栄養や老廃物を運ぶ
「水」…血液以外の身体に必要な水分。体に栄養を与え不要なものを輩出する。
引用元:命の母
==エクオールの特徴==
画像元:小林製薬│エクオール
エクオールとは大豆食品に含まれる大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換された女性ホルモンと似た働きをする成分です。
エクオールを生み出すためには大豆の摂取が必要となり1日あたり10mgが目安とされています。これは納豆1パック、豆腐2/3丁、豆乳1杯分に値します。
とはいえ毎日10mgの大豆を摂取することは難しいですよね。
さらに、体質によってはエクオールをつくれない人もいるようです。
そんな時にエクオールの錠剤を飲むことで体に必要なエクオールを補うことができるのだそう。
日本人女性の50%がエクオールを産生できないといわれています。
とくに更年期の女性は女性ホルモンが減少しやすいので積極的な摂取が推奨されています。
命の母とエクオール成分の違い
命の母とエクオールは成分にも違いがあります。
【命の母成分】
○漢方・・大黄、川芎、紅花、芍薬、当帰、桂皮、香附子、吉草根、人参、 蒼朮、茯苓、x茱萸、半夏
○ビタミン・・ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、タウリン、ビオチン、精製大豆レシチン
リン酸水素カルシウム水和物
命の母は更年期の治療に有効な3大婦人薬を参考に効能の範囲が広くなるよう配合生薬を選定しています。
複合薬のため漢方とビタミンが混ざっていますが医学的な観点から考えられて配合されているので安心して服用することができます。
【エクオール成分】
○成分・・発行大豆イソフラボン、GABA含有大麦乳酸発酵エキス、テアニン、酵素処理ヘスペリジン、結晶セルロース、デンプン、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、シクロデキストリン、微粒酸化ケイ素
今回は小林製薬のエクオールの成分を参考にしました。
こちらのエクオールは大豆イソフラボンに加え女性の健康におすすめの成分「GABA」「ヘスペリジン」「テアニン」も配合されています。
エクオールを中心としてフルーツやハーブといった体に優しい成分で構成されています。
命の母とエクオール効能の違い
命の母とエクオールは配合成分が異なるものの効能はよく似ています。
どちらも更年期障害の緩和に特化しており、効能の例を挙げると自律神経を整えてイライラを鎮静、血流を改善してほてりや冷え性を抑える、新陳代謝を高め体の怠さを軽減するといった更年期の女性に嬉しい効果が期待できます。
更年期障害はなかなか理解されないこともありひたすら我慢して自分の中に溜め込んでいるという方も少なくないと思います。
更年期は女性なら誰もが迎えるもので命の母やエクオールで症状を緩和できるので無理せずこうした錠剤に頼ってみてくださいね。
命の母とエクオールどっちを選べばいい?
命の母とエクオール自分はどっちを選べばいいか迷いますよね。
結論から言うと、どっちも更年期の女性に必要な成分が配合されているので無理にどちらかを選ぶ必要はありません。
小林製薬によると小林製薬で販売している命の母とエクオールは併用しても問題ないとのこと。
ただ、命の母が更年期女性に推奨している一方でエクオールは更年期以前の方にも推奨しています。
というのも20~30代の女性は中高年女性に比べエクオールを作れる人の割合が少ないからです。
年代に関係なく健康と美の基礎作りとして取り入れることをおすすめしています。
命の母と命の母ホワイトどっちを選べばいい?
画像元:小林製薬│命の母ホワイト
命の母シリーズに「命の母ホワイト」があります。
自分はどっちを飲めば良いか?
この判断は年齢を基準に選んでみてください。
命の母は更年期障害を改善する薬に対して、命の母ホワイトは生理痛の症状を緩和する薬となります。PMSなどによるイライラや生理不順、冷えといった慢性的な症状に効果を発揮し20代~40代の女性を対象としています。
30代、40代の方はプレ更年期が始まる頃だと思うのでどっちを選ぶかは自分の症状に合わせて選んでみてくださいね。
おわりに
ということで、今回は命の母とエクオールの違いについてご紹介しました。
効能は似ているもののそれぞれに特徴があり成分も異なります。
今回の記事を読んで少しでも両者の違いを理解してもらえたら嬉しいです。