畑を整えること@鴨志田農園
こんにちは!今回は講座なども開きながら、堆肥づくりを広める活動を行い、三鷹で有機農業を営んでいる鴨志田農園さんへお手伝いに行きました🧑🌾
まずは、農園内を案内してもらいました♪
鴨志田農園さんの一番の特徴が、自家製完熟堆肥を利用した土づくりです。そもそも堆肥は有機物を微生物の力によって分解・発酵させてつくられるもの。生ごみや籾殻、落ち葉などが主な有機物であり、それらを混ぜ合わせることで完成する、自然サイクルの産物です。
↑ これは馬糞から作られる床材。この床材に有機ゴミを混ぜて保管させることで生ごみの発酵が進み、堆肥が作られます。その温度は60℃前後。微生物の頑張りを感じることが出来ます💪
↑ こちらは落ち葉材と言って、落ち葉が主な原料。ミネラル分などの関係から、発芽率促進作用などがあるため、主に育苗用に使われるそうです。
この写真はアグロフォレスト農法を取り入れているエリア。アグロフォレスト農法とは、異なる植物が共存する森林にならって、複数の農作物を栽培する方法のことで、ここでは柿の木と茗荷や蕗が一緒に植えられていました。茗荷や蕗は食害する虫を逃す働きをするため、柿の木も育ちやすくなる、まさに植物同士の共生が実現しています!
露地栽培では、玉ねぎ、ニンニク、レタス、春菊、カブ、にんじんなど様々な野菜が植えられていました🥕🧄🥬🧅 春菊、カブ、にんじんを生のまま味見させていただいたのですが、どれも甘くて美味しかったです!!採れたてはこんなにみずみずしくて美味しいのか、、、と感動しました✨
農地を見て驚いたのが、被覆材を使わないで栽培されていること。被覆材を使うとその分熱が高くなって、成長が促進される代わりに、分解がうまくいかず、えぐみが強くなってしまうそうです。暖かくした方が野菜たちにもいいと思い込んでいたので、驚きでした!
その後は玉ねぎを植えるための土慣らしとマルチ張りをお手伝いさせていただきました。マルチ張りは初めての体験でしたが、思ったよりも重労働で、まっさらな畑で真っ直ぐ張るのがこんなにも難しいのかと苦戦。今は機械化も進んでいるそうですが、今回手作業でやったことで、その大変さを実感できた気がします。
畑仕事といって思いつくのは、種まきや水やり、収穫など。でも、実際にはそれ以外の土づくりや雑草管理など、作物が育つために土壌を整え環境を作っていく大変な作業が沢山あります。
私たちが当たり前のように食べている玉ねぎ。その一つ一つにもこうやって誰かが手をかけて育ててくれている背景があり、農家さんがいなければ私たちは生きていけないのだということを改めて感じました。
過程や背景を実際に目で見ることで、日々の食卓もすごく特別なものになります✨これからもそんな当たり前の裏側をちゃんと目で見て、体験していきたいです!
鴨志田さんありがとうございました。
農家巡りはまだまだ続きます...
(訪問:11月下旬)