卒業。
みなさんこんばんはSO-RIです。
解散したな。響心SoundsorChestrAが。
今回のこの文章は外向きの文章じゃないから、心臓の弱い人や
嫌いな人の真実より、好きな人の嘘を愛していたい人にはあまりいい文章じゃないから読まない事を勧めるよ。
でもまぁ、この記事を読んでる時点で好きだろうからその辺は大丈夫かな。
解散の時くらいしか読まないんだから、とりあえず付き合ってくれよな。
あとこの文章はバンドマンに向けても書いてる。
やっぱ俺はリアリストだし正直な物言いをテレビでもライブでも多少なりとも売りにしてるから嘘はつけないんだな。嘘つけないと売れることはほぼ不可能だから、俺はその代償も覚悟しているよ。
結論ありきで話すけど、解散と聞いてみんなダウナーになるだろうけど、その発想が逆じゃないかと思って欲しいんだ。寂しいはしょうがないけど。
というのも、俺自身”やっと解散できた”ってのが本当の気持ちなんだ。
しんどかった大学を卒業できたって感じだな。
まだ響心SoundsorChestrAで出来ることがあると思ったら解散しない。
このバンドでできる最高のものが出来たから、次に行くんだ。
sayonaraって曲があるから、それ聞いて欲しい。
だから、おめでとう!って言ってほしんだ。やり切ったんだからな。
世界がそうなればいいな。これは物作りする人の発想だから一般人には理解できないから難しいんだけどね。
結局、俺は最高のそれを求めている。それが出来たら、音楽だって、映画だって、人生だってやめるだろうね!喜んで!その日をずっと心待ちにしてるんだ。
それが大切な人のために死のうが、国家のためであろうが、何でもいい。
その日が来た時に、喜んで!ありがとう!と言えるために日々精神を磨いてるんだ。
その時がまだきてないから、まだ”ここ”にいるんだな。死んでない理由もそれと、あと親が悲しむって理由くらいしかないな。
こんな感じで俺は一般の人とは生き方も考え方も違うから、この文章ができるだけ伝わるように話すよ。書き出したら6万字は軽くいくだろうから簡単に。
響心SoundsorChestrAで小なり大ないたくさん勉強させてもらったことはあるけど、主要なことだけ書く。
長かったな、20歳くらいから初めてようやく解散だ。
色々な事があったな。
響心SoundsorChestrAはかっこよかったな。ほんで死ぬほどダサかったな。
最高にかっこいいは最高にダサいと同義だからな。
今、昔の自分と殴り合いしたら勝てるか分からんくらい、あいつは強かったな。繊細すぎて弱いのによくここまで生きた思う。あいつは究極の嘘は真実であるという事をよく体現した。しかもそれを、本気で嘘なしでやったんだ。すごいわ。並の人間じゃできない。
動機
俺が音楽やる理由は表現をしたいとか、かっこいいからなんてもんじゃなくて
しないと死んじゃうからしてるんだ。
マグロが泳げないと死ぬだろ。それと一緒。
だから、全身全霊の表現が根本。音楽<表現、になり、音楽が綺麗になっていかないのは当然だわな。だから、ずっと破壊衝動と金切り声みたいな作品が作れたんだ。それは誇りだ。到底普通真似できない。最後まで初期衝動を保てたのもそれだ。
売れたいとか、あとなんですか?ー多くの人を救いたいとか、よく分からんが、そういう動機はほとんどないな。俺も含めリスナーは自分の人生は自分で生きていかなきゃならない。誰かの心に寄り添えればいい。でも、自分の心に寄り添えないものは外には出せないな。ここが、アマチュアとプロの違いだ。
俺は生きることにおいてはプロでありたいが、表現においてはアマチュアでいい。
世界の隅っこで泣いてるそいつに響く曲。誰にも理解してもらえないそいつに、刺さる何かを作りたくて作曲してたな。それは今後も変わらない。
別れた悲しい、頑張ろう。そんなもん。SMAPで西野カナで事足りる。
俺がやるからには、99%理解できない。1%の人に刺さるそれをずっと探していたい。
次はリスナーって存在だな
まだ若い頃、リスナーって存在についても考えていた。
自称ファンA「響心SoundsorChestrAないと生きていけない!」
自称ファンB「一生、響心SoundsorChestrAについて行きます!」
彼らの言葉を当時、純粋な俺は信じていたけど、そのAとBが数ヶ月後には全く見えなくなった。
えらい短い人生やなー。と思ってたけど、それが人間だな。と気付かされたね。
俺にはファンや客に怒りをぶつける、芸人とかミュージシャンの気持ちがよく分かる。あいつらも人間だ。嬉しい言葉には賞味期限がついてることを知らないんだな。でも、悲しいんだ。世界は変わる。諸行無常!南無!笑
でもそれがこの世界の原理なんだからしょうがないな。でも、誰かのファンに言うけどそういう物言いと態度はやめたほうがいい。結構ウザいぞ。こっちも人間だから傷つくんだ。そんなつもりはないのも分かってる。でも、無自覚に行われるそれが一番の悪なんだ。分かってやってるなら全然いい。
ライブ
あと、特筆するに値するのはカウントダウンジャパンに出た時だ。
あれは個人的に響心SoundsorChestrAのBEST1のライブだったかな。
BEST2は2017くらいのミソフェス
BEST3は2017のグラファミまだ、俺の今でも大大大大好きなベーシスト千葉龍太郎が生きてた時のクラブロックンロールかな。でも、それ以外にも順位付け出来ない良いライブがたくさんあるな。書き出すとキリがない。
のじが抜けた十三ファンダンゴのライブとか。あれは、ハロー現代リスナーで始めっっ、、ああ長くなるからこの辺で。
カウントダウンジャパンあの時、ステージで思ったんだな。古参のファンが駆けつけてくれてて、最前列には元カノと今カノもいたな。でも、今はライブ。戦場。そこには順列はない。一人の”お前”だ。あの時、思ったんだけど、たくさんの前で顔も名前も知らないやつより、こっちから見てスゲェと思う”お前”をギャフンと言わせたい。それが俺にとって全てなんだと思った。これが大勢にライブする必要性を失った理由の一つ。
これは俺の性格だな。
結局、ネット民のような人間が根本的に嫌いなんだな。
思ってることあったら本人に話せ。自分の目で見たことしか信じない。
他人の言葉に踊らされるなあほんだら。
フォロワーもただの数字、でもそこには確実に人間が存在する。
そいつにも人生がある。
クラファンをやったときにそれを痛感したな。こんなに好きでいてくれる人がいるのか。って正直びっくりしたな。ありがとうな。俺も好きやで。その感じ。
あと、古参のファンで、「響心SoundsorChestrAのおかげで大学院行きたいって親に言えた」って女の子と話したんだ。俺さ、そいつの事が大好きなんだ。
弱くて繊細で、優しくてぶきっちょで。うまく社会に馴染めない。
当時、広島で当時の彼女とライブをしたんだけど、その日、その例の古参の子が会場に来てたんだ。ライブを見にきたんじゃない。俺に会いにきたんだな。終わった後に彼女の両親との面会断って、数曲響心SoundsorChestrAの曲を歌った。そのくらい好き。だから、結局俺も、必要とされる人に必要とされたいんだな。俺はそいつの弱さに救われてるんだ。ってことはそいつは俺を救ってるから俺なんかより強いんだ。そいつだけは何があっても無碍にしない。
お前なんだかんだ言いながら、うまくやっていけんだろ?こいつはもしかしたら俺が本当に必要なんだ!って思うそいつだけに魂削りたいんだな。
大学院の話で、響心SoundsorChestrAがその子の人生に彼女が”よい”と思える何かに寄与できたなら、もうなんかいいかなって思ったんだ。大阪のラジオでも言った気がするな。俺に取って音楽とはそのくらいのものでもあるんだな。じゃぁもう、大勢の前でやるってことは本質じゃないな。そう思ったんだ。生活のための金なら他で稼ぐわ。
あと魂削っても意外と伝わらないんだ。ライブってのは。
その無駄撃ちもそろそろやめたかったな。
あのもう一つの理由は、やっぱり数字の問題だな。
この前若いバンドマンが、自分の音楽が良さが数字で決まっているのが嫌だと言って解散してたな。名前は忘れたけど、彼は正しいと思う。まぁそれだな。
だから音楽の良さ、自分の価値を数字で決めている、ミュージシャンという生き物にはなれないと思って、「Good-bye Good-Music」をリリースしてバキバキ系全国ツアーみたいな売名のためのライブはしなくなったな。
表現したいことが固まったらライブやる。そういうスタンスにメンバーを付き合わせるのは悪い。馬たけにも、一人でやりたいと伝えて、最終的には俺の人間的未熟さゆえ、他者への配慮の欠損のせいでもめたな。当然喧嘩両成敗やとしても、あいつにそういう行為をさせてしまったのは俺のせいやから、俺が悪い。この件は本人とはもう話していて良好な関係やからしょーもない憶測はやめてくれよな。
でも馬たけとも話したけど、そういう完全自己集中型の俺やったからあの曲が作れたわけで、それは一長一短やから、必ずしも人間的成長がいい作品を産むとは限らないことは分かっててほしい。
のじはその前から響心SoundsorChestrAはかなりキュビズムとか、前衛芸術>の音楽に走ってからそれについていけなくなって抜けた。昔drum叩いてくれてたチハルは就活で脱退。今連絡先知らなくて、この解散のことも、2ヶ月遅れくらいで知りそうだな。あの人は本当にいいやつだったな。神クラス。人生何周なんやろ。次、人間じゃないんじゃないかな。
のじとは今でも普通に電話するし、この前のアルバムも叩いてくれてる。
好きなんだんよな。話さなくても分かってる。そういう心の友だ。
今回も一番初めに連絡したのはあいつだったな。確か。朝早いのに電話出てくれたよ。あと、あいつ俺から連絡来るとき変な霊感で察知する時があるって!おもしろー。
一人になって思ったけど、特に不便はない。
そらツアー回る時に金払わないといけないし、一緒に武道館!みたいなバイブスはないけど、そもそも顔の見えない大多数にやる段階は終えたから良い。ってか自分の好きな人に好きって言われたくない?あと、意思と目標を他人に共有させなくて良いという楽さもある。
そして解散
そんでついにクラファンの甲斐あって
『2020/Les Demoiselles d'Avignon(2020年/アヴィニョンの娘たち)』
が誕生したな。
HPにも書いたけど、これが決定的な理由。やっと作れたな。
だからもう、ここにはいない。次だな。
でも面白いもんで、情熱的な古参のファンはこれができる頃には鞍替えしてるから聴いてない人が結構いるんだ!やっと最高傑作ができたのに!!
その時も響心は変わったとか何たら言われたんだけど、お前も変わってんだろ。逆にバンドがいつまでも同じだと思ってんじゃねぇよあほんだら!と思う。でも気持ちも分かるな。
だから、そういうバンドはあんたが期待しているほど大した奴らじゃないってことだよ。それを人のせいにするな。お前の見る目がそもそも無かっただけだ。やっぱでも物言わぬが情熱だけ伝わってくるファンもいる。あいつらはクールでかっこいい。ほんと好き。
恋愛ってのは良い言葉だと思うんだ。
この順番が大切なんだ。
恋ってのは相手のいいところ見て好きになって
愛ってのは相手の悪いところも受け入れて好きなんだな。
だから、いいところ好きになって、ダサいところ知って、それでも好きかどうか聞いたときに、愛かどうかが分かるんだな。
ミュージシャンは恋をされてなんぼの生き物だ。
汚い部分は見せなくていい。だから愛されなんてしない。
でも、かなり響心SoundsorChestrA(俺は)は悪いことしたし、それで初めて愛された。だから俺はいつでも悪人でいたい。善人になるくらいなら殺してくれるように友人に頼んでる。彼も了承している。いい関係だ。
本当に運が良かった。
ぜーーーんぶいい思い出。
ぜーーーんぶ今に繋がってる。
後悔などあろうはずがない。
こんなたくさんの素敵な経験。
そんで人からもらった好意、そしてできた仲間は宝物!
いやー楽しかったな。
ほな次のバンドえぐいのいきますんで是非楽しみに!
バイチャー!