木梛

絵を描く人の絵筆のように、音を奏でる人の楽器のように、ことばを拾いあつめて、かたちをつくりたい。

木梛

絵を描く人の絵筆のように、音を奏でる人の楽器のように、ことばを拾いあつめて、かたちをつくりたい。

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ここは、わたしの手紙の束。

はじめまして。 ここはPN「木梛(きなぎ)」のnoteです。 【ここにあるもの】 「木梛」が誰かに宛てて書いた「手紙」を置いてあります。 主に「あなた」という人物と、「神様」という存在に宛てて書いたものですが、他の相手に宛てた手紙をこれから書くかもしれません。 【「木梛」ってだれ】 年齢:40歳~70歳の間のへん 性別:性自認は「女」 その他のプロフィールについては、それぞれの「手紙」の中に書く場合もありますが、明確にはしません。 【「あなた」ってだれ】 「木梛」とかつ

    • 2020年8月26日の手紙

      いつものようにFBを開いたら、この写真が表示された。 ちょうど2年前のきょう。行き詰まった気持ちのまま、夜、家路につかぬまままるっきり逆方向へ走り、こんなところへ彷徨い出た。 そんなときの写真。 あのときはまだスマホが一代前で、今のようにシャープな夜景はとれなかったんだ。だからこんなに滲んで、灯がボケた写真になってる。 正面に写ってるのだけ、満月だったんだよね。肉眼で見たそれは、煌々と輝いて、それは綺麗だったんだ。 あの日がなんの日だったかは、よく覚えてる。 日曜日だったけ

      • 2020年7月20日の手紙

        久しぶりに中島みゆきを聴いているんだ。 みゆきさんとの付き合いも長くなったな。多感なころにファンになってから、もう30年以上聴き続けていることになるね。あはは、あなたが生まれるより前からじゃないの。 だいたい好きな曲、好きなアルバムって決まってるから、そればっかりヘビロテして聴いてたけど、今回は珍しく、あまり聴いてこなかったアルバムを聴いてみたのよ。友達がね、たまたま『杏村から』って曲の話をしてて。あれ、どのアルバムに入ってたんだっけ?って探してたらね。 結局、『杏村から』は

        • 7月17日の手紙

          元気にしてる? 梅雨はまだ当面、明けそうにないね。 昨日は少しだけ晴れ間が見えて、久しぶりに青空を見ることができたよ。あなたのところでも少し晴れたかな。昼間は窓のない仕事場に入りっきりだから、あまり見られなかったかな。あなたのあたりでは、晴れるとすぐ近くに綺麗な山脈が見えるよね。 最近の世の中の様子は、やっぱりなぁ……って感じ。 ちょうど2週間前、ちょっと無理して時間作ってもらったとき、確か言ったよね。会うなら今しかない!6月末から人の行き来が解禁になったら、2週間後にはま

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        ここは、わたしの手紙の束。

          あなたへの手紙を。

          あなたと出会って、3年と半分が経ちました。 まだ、たった3年なんですね。 そのうち、十分に一緒に共通の時間を過ごした、と曲がりなりにも言えるのは、ほんの3ヶ月ほどのこと。 あの3ヶ月がなかったら、今の自分の、この瞬間はなかったと断言できます。 重い心残りを抱えさせられ、あの時間を失ってからのときをずっと過ごしてきました。 日常の生活、仕事、家族親族との時間、ふつうの日々。そんな中でもあなたのことはずっと心の中にあって、あなたの残像は心の中に住んでいました。 いつも、あなたの

          あなたへの手紙を。