15年ぶりの恋

39歳、独身。

私は今、15年ぶりの恋をしている。

私は元々人を好きになりにくい。
好きになりにくいのは、父親や同級生へのトラウマもあり
男性不信があった。

33歳まで彼氏がいたことがなかった。

男性不信過ぎて白馬の王子様を無意識に探してしまっていて
理想が高過ぎたのと自分の趣味が楽しくて
恋愛する気がなかなか起きなかったし、
友人から言わせてみれば、出会いがなかった。

初めての彼氏ができて、相手は19歳も年上だったので
好きではなくても甘えたり頼りになったり
安心できると思った。

が、現実は甘くはなかった。
その彼のおかげで男性への期待をしなくなった。

幸せというのは自分で作るもの。

そう感じた私は、自分の時間を充実させる事に注力するようになり
手芸と高校生ぶりに再開した弓道にハマった。

不思議なもので、寂しくて彼氏が欲しくてたまらなかった時は
彼氏はおろか、好きな人すらできなかったのに

自分の事に集中するようになったら、割とあっさり恋に落ちてしまったのだ。

しかし、その彼の事をなにがなんでも手に入れようとかは思わない。
本音を言えば、2人きりで一緒にいる時間が欲しいとは思うけど
付き合いたいとか、結婚したいとか考えてしまうと
恋心がだんだん歪んで、執着に変わってしまうと気づいたから。

そう。自分にプレッシャーはかけない。

それにきっとなるようにしかならないと思う。
恋愛に限らず、人生はそんなもの。

39歳、それでいいのか？

とつっこまれるかもしれないが
全く脈がないわけでもないな〜とは感じているので
ゆっくり焦らず、いける時にいく！というスタンスで。

とりあえず、15年ぶりの恋心よ、こんにちは。