勝手に挿絵 [ぼくと1ルピーの神様]
ヴィカス・スワラップ 著
子安亜弥 訳
これは本当に完成度の高い小説で、何度も読み返しては唸ったり、感動したり、インドの階級社会について考えたりしている作品です。
わたしは変なこだわりがあって、先に原作を読んでいたら、映像化されたものは見ない主義なのですが、これは映画もしっかりファンです。
ダニー・ボイル監督だということもあり。
(同世代の方なら分かるかと思いますが、青春時代にトレイン・スポッティングのユアン・マクレガーがカッコイイ!と騒いでいたあの頃)
いくつものファイナルアンサーの裏側に、躍動感溢れる物語が詰まっていて、目を覆いたくなるシーンもあるけれど、それがインドの現実であり、この作品の色を作っていると思います。
映画の方は、疾走感があって清々しい!汚物の描写が、この監督らしく生々しいですが…
いかにもなインド映画の要素も入っていて、コミカルでいてシリアス、さらにファッショナブルで、一見の価値ありだと思います。
Instagram、みんなのフォトギャラリーにもアップしています。
https://www.instagram.com/mana_illustrator_
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?