エレガントな日常/安いから買う？欲しいから買う？
勝った勝ったー！
己に打ち勝ちました。
いつも利用しているスーパー。
2日に一度は必ずチェックするチーズコーナーがあります。
昨年からこのチーズコーナーが強化されて私の大好物である外国産チーズがバンバン陳列されるようになりました。
見所は賞味期限間近の値引きです。
20%から始まり、最後は50%まで下がるのですがタイミングが合わないとすぐに売り切れちゃう。
今日も怪しい人のようにガラス越しに目を凝らして覗いては値引きシールらしきものが貼られていないかチェック。
(直接お店に入って見に行けばよいものをなぜかガラス越しにガン見)
むむっ。
あるぞあるぞ。
(テクテク。入店)
やったー50%引き発見！
白カビ系と青カビ系チーズがどちらも50%オフでした。
(あぁ、どっちのカビにしよーかなぁ)
そこでハタと思考のギアが変わりました。
(私は本当に食べたいのか？)
銘柄を見るとどちらのチーズも美味しいのは知っていますが「大好物」ではありません。
うん。
コクリと心の中で頷きながらお店を後にしました。
勝った。
私は値引きシールに打ち勝った、、、
私が大好物なのはあのチーズではなく「値引きシール」なのだ、、、
あー。
ハラハラしたなぁ。
あと一歩のところで無駄遣いするところでした。
半額とはいえ¥700ぐらいします。
これは私にとって高額商品。
心から食べたいものじゃないなら買う金額ではないもんね。
この成功体験の感覚を覚えておこうっと。
(これも値引きに釣られて厚さ確認を怠ったのよね)
そんないつもと生息地帯&行動範囲が徒歩5〜10分圏内と変わらない私のエレガントライフ。
起こる出来事もたいてい同じです。
憧れの87歳マダムに遭遇しました。
(もし、このくだりが↑デジャヴと思われたアナタさま。デジャヴではございません。同じネタを書いているだけです)
「こんにちはー」
「まぁ！」
私はつい嬉しくて手を振ってしまいます。
ですが、マダムは必ず姿勢をわざわざ私へ向き直りキチンとご挨拶してくださるので私の無作法な手は恥ずかしさと共にスーっと引っ込めるのでした。
その代わりマダムはサッと両手を差し出します。
(あ！握手だぁ！)
私はワンワンと尻尾を振りながらその気品高い両手を勢いよく掴みに行きました。
握手というよりは私がマダムの両手を左右の手片方づつ握ってしまったので
「せっせっせーのよいよいよい」
になってしまいました。
(知ってるかなぁ。子供の手遊びです)
そのまま、せっせっせー状態にて私はお礼を伝えました。
「先日はハグをしてくださりありがとうございました。おかげさまでとてもパワーを頂戴しました」
「まぁ....こんなおばあちゃんなのに...」
「私にとってはスターなのです。憧れの人なのです」
「まぁ....(恐縮顔)」
私は興奮のあまりマダムがいつも身につけておられるピンポン球級の真珠の指輪に触っていました。
(ピンポン球は大袈裟ですが、とにかくバカデカい真珠なの)
「あ、、、ぁ、すみません、大切な指輪に触ってしまって、、、失礼いたしました」
マダムは今日は不意打ちを喰らったのかキレがありません。
最近はマダムから私への誉め殺しにタジタジになって返す言葉が見つからなかったのですが、今日は私が褒めマウントを取ることができました。
(って何のマウントなんでしょうね)
間近で拝見したお顔は本当に美しくてずっーと眺めていたいぐらい。
シワが年相応にあるお顔だし、誰が見てもおばあちゃんって言うと思います。
でも、何か特別の美しさがあるのです。
「では失礼いたします」
と別れたあと考えました。
(あの真珠は一体いくらなんだろう？あれを育てた真珠貝母体は相当大きいのかな)
マダムはその存在の他にもとにかく魅力満載。
身につけているもの、
お召しになっているお洋服、
ライフスタイル、
などなど根掘り葉掘りズケズケと聞く強いメンタルが欲しいわ〜。
むむむ。
夜になるとスイッチが入ったようにアイスが食べたくなります。
(ここがこらえどころよ、頑張るのよワタシ。だってお腹空いてないでしょう？)
そーなのです。
今日は意を決して迷いに迷っていたコレを完食したのでお腹がパンパンなのでした。
チーズ半額700円よりこっちの680円に価値を見出す。
アイス防止対策として今週の散財、すなわち食費の集計に取り掛かることにしました。
(計算機ポチポチ、、、)
なーんだ。
もうアウトじゃーん。
今週はあと2日も残っているのにすでに8千円を超えていました。
おかげでアイスを買いに行くことをあきらめる事が出来ました。ちょっとションボリですけどね。
そうそう、イチジク。
美味しかったなぁ。
大昔住んだことのあるトルコで初めてイチジクを食べてそれ以来イチジクファン。
でも、向こうのプリプリ大きくて甘くて安いものを知っているとどうしても日本のものは買う勇気がなかったのです。
(たしかイチジクはトルコが原産)
向こうでは週イチに開かれる青空市場で野菜や果物を買うのが楽しみでした。
日本のように1個1個売るスタイルではなく全てキロ単位です。
ですから私はボストンバッグを持って嬉々として買い出しへ行っていました。
そこでプルーンとイチジクの美味しさに目覚めました。
1キロ買ってはテーブルの上のお皿にこんもりと乗っているフルーツに幸せを感じていたものです。
今でも果物の中で好きなもの第1位はダントツでプルーン。
2位は、柿・イチジク・同レベル。
あとはほぼ同じレベルかなぁ。
りんごは親戚が作る品種が超美味しいので殿堂入り。
あらあらまぁまぁ私ったら。
誰得ランキングを書く手を止めて真剣に頭で想像してしまいました。
(でも楽しいのよね。こんなことを考えているひとときって)
もずくがどうしても食べたくなった。
新生姜580円も大奮発！
もずくに入っているお水って捨てるの？
よく分からないので半分だけ捨ててみた。
ひよこ豆と茄子とピーマンとカボチャ。
クミンを入れるとそれっぽくなる。
新生姜たっぷり入れたのでいい香。
安いから買いそうになったチーズ。
欲しいから買ったイチジク。
値段はほぼ同じだけれどその価値は大きく違うもんだなぁと思いました。
先ほどもヨレヨレになったインナーを買い換えようとして結局安さに負けて日本製セール品をポチッ。
だって私の好きなインポートランジェリーは破格のお値段なんだもん。
いくら着心地が良いとはいえ越えられない一線ってものがあるのよね。
腹をくくって好きなものを買っちゃえば良いものをどうしてこうなるのでしょうね。
(注文したものが想像以上に着心地抜群でありますように！)
いつまで経っても通販にてインナーを買うギャンブル癖が抜けないのでした。
私は今日もエレガント。
私たちの運気は天井知らず！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？