ミニマリストの日常〜日本の良さを知る日〜
本日のコーヒータイムのお供は写真にある小冊子です。
先日行ったお香屋さんから頂戴したものでした。
イザナミとイザナギご夫妻が日本列島をぐーるぐるかき混ぜて作ったという神話から始まり、淡路島にてお香を作る思いなどが書かれていました。
一度ページをめくるとその文章の美しさに酔いしれました。
気品、凛とした優しさが滲み出てくるような文です。
(ライターさんの名前が書いてなくて残念)
神話系の内容はさっぱり頭には入ってこないのですがページから漂う言葉のエレガントさに惹かれてしばらく捨てないでおくことにしました。
(文章の勉強になりそう!)
さぁ。
今日は日本語会話ボランティアの日。
ドキドキワクワクしながら向かいました。
会話をしていく中で、どの外国の方も日本が好きな点が共通していることに気がつきました。
「安全」
「清潔」
「親切」
男性女性アジア系もヨーロッパ系の方々も皆んな同じことを言うのです。
ということはそれぞれの国ではそうではないことを意味します。
「治安が悪い」
「汚い」
「不親切」
(ひぇー。やだやだ。私もそんな国いやだわ〜)
私たちの日本は本当に素晴らしい国なんだとあらためて誇らしく思いました。
私は大昔バックパッカーもどきにて海外を旅していたことがあります。
確かにスリや爆弾テロに気をつけなければならないなどはありましたが、人々のマナーに関しては日本人も見習って欲しいと思うことがたくさんありました。
例えば飛行機や電車などの横並びの席にて。
窓際に座る私が席を立とうとすると隣の人は必ず席を外して私を通路へ出やすいように道を空けてくれます。
日本はというと、座席に張り付き、足を極力引っ込めて通り道の「隙間」を作ってくれます。
が!!
これがホントに嫌なのよ〜。
だってオジサンの目の前に私のオシリが至近距離になって、バランスを失うとオジサンの膝の上に人間椅子になりかねないんだもの。
私はこの状態がもう気持ち悪くていつも角が立たないようにこうお願いしていました。
「おそれ入ります。私はその隙間では通れない体型なので一度立っていただけますか(シッシあっちで待てよ)」
ドアの開閉もそうです。
日本人は後ろからくる人のために開けておいてはくれます。
でも。
途中で手を離してしまうのはなぜなんだろう??
私はたいてい迫り来る閉まりかけの重いガラス扉を全身で「ガシッ」っと受け止める不恰好な事態になっちゃうのでした。
(海外の人は私が通るのを確認するまでドアから手を離さないのになぁ)
住んでいるマンションのエレベーターにいたっては2人乗ると密着するくらい異常に狭い。
私が奥の方に乗っていて目的階の1階に到着すると、そういう時に限ってレディファーストをしてくれます。
そうすると私は汚いオッサンとベッタリと一度くっついてから外に出る羽目になるのでいつも困ります。
(私もおばさんだけど自分のことは棚に上げるの大得意よ)
そしていちいちこのセリフを言わざるを得ないのでした。
「ありがとうございます。恐れいりますがそちらが先に出たほうがスムーズです」
(そんなこともわからんのか!それに私が先に出たらあの重いガラス扉をアンタのために開けてあげなくちゃならないじゃないの!)
う〜ん。
私はどうも日本のオッサンに恨みがあるかのかもしれません。
気の利かない所作にイライラしてしまうのでした。
そして海外のレディファーストは素晴らしかったなぁ、老人子供には優しかったなぁと懐かしむのでした。
隣の芝は青く見えるのでしょうね。
そんな私の日本人マナーへの恨みつらみを(?)払拭してくれたのが外国人の方々でした。
たしかに、
「安全」だから新幹線の狭い隙間もオッサンは私の尻にちょっかい出さないし、
「清潔」だから狭いエレベーターでオッサンとベッタリとくっつける。
「親切」だからガラス扉を中途半端に開けていてくれる....
私かなり歪んだこと書いちゃいましたね。
(マズい。どうしよう)
文の締め方がわからなくなって迷子になりました。
(ここから気分が良い話題に繋げられないかな?あぁ、見つからない)
そんなわけで海外の人たちを通して日本の素晴らしさを気づかされたことと、
「日本のサラリーマンの方々、いつも経済を支えてくださりありがとうございます」
こんな感じで強引に締めさせていただきます。
私は今日もエレガント。
(逃げちゃダメ。踏ん張って言い切るのよ!)